私が鳴海醸造店に入社したのは平成5年4月です。その当時からあった種類が菊乃井特別純米酒1800mlです。当時は菊乃井純米酒のラベルに肩貼に「特別純米酒」という文字が書いてありました。表ラベルの中央には「純米酒」の文字がデカデカと昭和の時代は、「純」でした。純米酒のさきがけで「純」を出したのですが時代が早かったのでしょうか?720mlには同一のラベルが無くて中身は同じで「純米酒こみせ720ml」と「繫盛(はんじょう)ボトル720mlねぷた絵デザイン」がありました。繫盛ボトルとは720mlの前は900mlの瓶に入れて販売していたみたいです。1升(いっしょう)1800mlの半分900mlなので半分の升と繫盛をかけたのですね!昔おやじが酒造組合の副会長をしていたので広報委員の担当でした。私は代理で銀座に日本酒の販売員として派遣されたのを思いだしました。デザインがいまいちだったこともあるし酒質にも納得していなかったのか!お客様に試飲をさせては違うメーカーの日本酒ばかりを販売していたのでした。先輩に声をかけられて「鳴海君、自分の日本酒を積極的に売っていいんだと」と言われた記憶が今でも強く残っています。当時の私は自己主張もろくにできずに自分で自分を責めていたような気もします。そう言った経験が無駄にはならないことを今になって逆に感謝できることが嬉しいことです。いろいろと思い入れのある商品でしたが、ブログ特集として掲載するのは遅くなりましたがご紹介させて頂きます。
菊乃井特別純米酒のお米は、華吹雪
菊乃井特別純米酒の米は青森県産の酒造好適米「華吹雪」を使用しています。「華吹雪」は平成元年に奨励品種になったのでそれ以前は、「古城錦」「豊盃」などの品種を使用していたと思われます。今現在「古城錦」は青森市の西田酒造店、「豊盃」は弘前市の三浦酒造店が契約栽培してもらい酒造りを行っています。(令和4年4月現在)。菊乃井特別純米酒は平成5年以降は精米歩合は60%です。それ以前も60%だと思います。一環して「華吹雪」を使用するのにはいい米の証拠だと思います。私の主観ですが、酒造好適米にしては値段が比較的安価だと思います。米が溶けやすく味が出しやすい。
菊乃井特別純米酒の酵母は、まほろば華
以前は協会〇〇号とか使用していましたが、近年は「まほろば華」でこだわって仕込んでいます。「まほろば華」は、青森県の弘前工業研究所で開発された青森県の独自の酵母になります。また、「まほろば華」は発酵力も旺盛で目的の日本酒にふさわしいと思います。
菊乃井特別純米酒のコンセプト
菊乃井特別純米酒は辛口で米の旨みをいかした日本酒がコンセプトです。香り系の酵母は使用せずに純粋に辛口な日本酒が飲みたい。料理と合わせるので無駄な香りは必要ないという方におすすめ致します。
菊乃井特別純米酒の成分
菊乃井特別純米酒の成分は下記↓を参考にしてください。
菊乃井
菊乃井特別純米酒の全体画像
シンプルイズベストです。白のラベルに赤色の箔でまとめてみました。名付けて菊乃井レットです。晩酌するにはもってこいの日本酒になります。写真には掲載されていませんが、今現在菊乃井特別純米酒300mlもございます。(令和4年4月現在)
平成29年4月12日に発売日となって、純米生貯蔵酒「万花(ばんか)」300mlはこの時点で終売となりました。
菊乃井特別純米酒のラベルアップ写真
すごく大きいですね。こう見ると赤色の箔が分かりますね。菊乃井の文字が新しくなって初めて発売した商品(平成29年4月リニューアル)になります。
菊乃井特別純米酒のカートン
1800mlと720mlともにカートンに入っています。300mlの商品はカートンなしです。
菊乃井特別純米酒に合う料理は刺身
菊乃井特別純米酒にある酒のつまみはお刺身です。まぐろ・はまち・サーモンなんでも合います。飲食店に行けばおすすめ3点盛とかを注文するのもいいですね。スーパーのお刺身盛り合わせを買ってご自宅でも宜しいですよ。ブログを書きながらよだれが垂れてきます。
#居酒屋新幹線で紹介されました。
菊乃井特別純米酒の通販は?
「菊乃井特別純米酒」で検索してみてください。
また、鳴海醸造店のオンラインショップになります。
https://furusatobin.jp/kikunoi/index.html
都心で菊乃井特別純米酒300mlの購入できる店
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-3-11
TEL03-3237-8371
FAX03-3237-8372
菊乃井特別純米酒720mlも現在購入できるようです。
菊乃井特別純米酒の総括
菊乃井特別純米酒は、鳴海醸造店の特定名称酒の原点になります。また、1,800mlで3,000円以下の商品が晩酌でも飲める定番の特定名称酒になると思っております。商品の品質向上を心掛けて頑張っていきたいと思います。
創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。
青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋
株式会社鳴海醸造店
杜氏兼社長 鳴海信宏
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