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稲村屋特別純米酒 魅力 

稲村屋特別純米酒のラベルが2023(令5)年に変更になりました。こちらのブログで紹介させていただきます。

稲村屋特別純米酒の新ラベル

稲村屋特別純米酒の新ラベルです。

稲村屋特別純米酒の新ラベルです。暖色系のオレンジ色を使用しました。稲村屋純米吟醸55の発売にあたりスタンダード商品の統一を図るために暖色系にしました。瓶の色は1,800mlも720mlも茶瓶を使用しています。光の当たり具合でしょうか?1,800mlは黒っぽく見えています。ラベルのアップ画像を見てみましょう。

稲村屋特別純米酒の新ラベルのアップ画像です。

じゃじゃん稲村屋特別純米酒のアップ画像です。デザインは純米吟醸55のイメージに近いです。

稲村屋純米吟醸55の魅力

稲村屋特別純米酒2020年7月24日ブログ

以下は、稲村屋特別純米酒2020年7月24日に掲載したブログです。
「稲村屋」ブランドのコンセントは、日本酒に力を入れてブランドを育てていく小売酒販店を中心に特約店制度を結びお互いに商売をしていく商品です。「稲村屋」の商品は発売する何年も前からの構想でちょうど、前社長より経営を引き継いだタイミングで立ち上げました。社長就任は、書類上平成25年11月26日となっていますが、実際に舵をとって行動を起こしたのは平成27年からになります。ちょうど時を同じくして平成27年秋の青森県産清酒鑑評会において吟醸の部青森県知事賞受賞,純米の部青森県知事賞受賞,吟醸の部青森県産業技術センター理事長賞と華々しくも4冠中3冠という名誉をいただきまして「稲村屋」発売に向けて前進したのを覚えています。過去の名誉にはあまり引きずらずに前進していきます。ここでは、稲村屋特別純米酒について語らせていただきます。

「稲村屋」とは?

鳴海醸造店には、稲村屋文四郎という商品が平成8~9年に発売してありました。文字が長くてなかなか正確に呼んでもらえません。ブランド力が強いメーカーであればこのような問題は論外ですが、弱小の中小企業の鳴海醸造店は、考えました。今まで色んな場面で日本酒を飲んでいただき、美味しいと思われても銘柄を覚えてもらわないと次に繋がらないのは非常に残念なことと思います。弊社に「菊乃井」というブランドがありますが、有名なのは京都府の某〇〇になります。地元主体で商売をしていましたが、小売店の激減など様々な環境の中では外貨獲得にいかなければとの思いで一杯でした。「稲村屋」とは、商号で商売を始める時に頂いたものです。屋号とは、また別ものです。稲村という地名は、今でも青森県黒石市に存在する地名です。地図を広げると田んぼが今でも存在しています。昔凶作の時でも単収があるとの縁起のよい地名です。いかなることがあっても耐え忍び商売が続くことを祈念したのかもしれません。「稲村屋」の文字をみて誰でも読めることを前提に書家の山口さんにお願いしました。字が上手でも読めてなんぼのもんやという気持ちでした。

稲村屋特別純米酒、当初は県外向けに展開の予定?

県外向けに「稲村屋」の商品を立ち上げようとするもなかなか思うようにいきません。冒頭の3冠もあり、営業マンの力も借りて今まで取引の無かった青森県全般に渡り取引先が増えました。それぞれに地酒を専門に扱っている酒販店様であります。このブログを書くと問屋さんなど様々な方が観ていると思いますが敢えて書かせていただきます。スーパーやデパートで販売している同じ商品は地酒専門店では扱いません。地酒専門店様が望んでいるのは美味しい日本酒を自信をもって来店のお客様や飲食店様にお勧めできることだと思います。それに関しては、価格にバラツキがあるのも困ります。稲村屋ブランドは、適正価格でどこで購入しても同一価格なのです。

稲村屋特別純米酒商品画像

稲村屋特別純米酒の商品です。1.8Lと720mlの2種類です。

稲村屋特別純米酒の全体画像

茶色の瓶に和紙風の白いラベルです。もっと拡大してみせてください。

ラベル部分の拡大写真

じゃじゃーん。おおきいです。稲村屋のスミの文字もてかっています。ラベルの紙は、当初のころよりも厚くなっています。

稲村屋特別純米酒、酒米は何を使用しているの?

酒造好適米(酒米)は、青森県産の「華吹雪」を使用しています。「華吹雪」は、平成元年より奨励品種とされていますのでかれこれ30年以上の長きに渡り青森県で使用されている米です。米の特徴としまして、粒が大きいのです。有名な山田錦よりも大きい!!!
麹が作りやすい。米が溶けやすく味が出しやすい。などの特徴があります。鳴海醸造店でも発売当初から使用しています。ただ精米する時は50%が限度だと思います。それ以上の場合は「華想い」という大吟醸用の酒造好適米もありますから,それはそれでそちらにお任せします。←(なんか廻りくどいですね。)華吹雪のメリット、需要な部分、価格も手頃なのも1つの要因です。等級も特等・1等・2等・3等とありまして価格が異なりますが、弊社では、その年の等級の良いものを選択してお願いしています。これも一つのこだわりです。

稲村屋特別純米酒の精米歩合は?

稲村屋特別純米酒の精米歩合は60%になります。ラベルにもきちんと表示してありますから今度しっかりと確認してみてください。精米歩合は、玄米の状態を100%とすると残った白米60%の部分をいいます。糠はどうするのとよく聞かれますが、肥料や飼料に使用されているみたいです。ちなみに精米機は、現在ありません。委託精米して頂いています。
昔は、自社でも精米をしていたのですが、精米機の購入やメンテナンスそして人件費などを考えると委託した方が安心して作業ができるということです。昔の鳴海醸造店の機会では、万が一巻き込みの事故があっても困るという点です。2人以上人員をつけるのも大変ですし、今委託精米している業者はコンピュータ精米なので良質な白米に仕上がるのはもちろんその米によってデータがしっかりとしている部分があります。

稲村屋特別純米酒の酵母は?

酵母もこだわり青森県で開発された酵母を使用しています。まほろば吟とまほろば醇のブレンドを使用しています。平成12年に華想いという大吟醸用の米が開発された時にその米に合う酵母の開発が弘前工業技術センターによって行われました。数年後 イ号・ロ号・ハ号 の酵母が開発されて青森県内の酒造メーカーに頒布されました。それ以前には、「まほろば華」の酵母はありました。ちなみに現在の名称はイ号は、「まほろば吟」(まほろばぎん)ロ号は、「まほろば醇」(まほろばじゅん)ハ号は、「まほろば芳」(まほろばかぐわ)まほろば華は、当時の県知事が命名したと聞いています。当時は、木村守男さんだったと思います。間違っていましたら、ご指摘ください。←(自分で調べず勝手です。余談ですが、イ号・ロ号・ハ号の命名も紹介します。「まほろば吟」は、なんと私、株式会社鳴海醸造店の鳴海信宏「まほろば醇」は、株式会社西田酒造店の西田 司さん、「まほろば芳」は、六花酒造株式会社の河合貴弘さんになります。酵母だけに公募して ( ;∀;)決めました。その中から専門委員会の多数決で可決されたものです。少々自慢になってしまいました。ところで稲村屋特別純米酒に使用している「まほろば吟」は高カプロン酸エチル系酵母の一つで鑑評会などでも使用される酵母です。もう一つの「まほろば醇」は香り穏やかなタイプです。こちらをブレンドして頃合いの良い香りに仕上げました。平成に入ってからは酵母自体が香りを出すものが増えたので昭和の時代に比べて香りの高い日本酒が増えたのも一つです。おおよそですが、平成元年~9年頃までは、鑑評会の吟醸部門も香りが優れていれば金賞になっていた記憶があります。間違っていたらごめんね!今現在は、香りと味のバランスが整って 癖のないことですね!

稲村屋特別純米酒の詳しい成分は?

最新の日本酒度・アルコール分・酸度など表示しております。

純米大吟醸 稲村屋

稲村屋特別純米酒、総括

稲村屋特別純米酒は、菊乃井特別純米酒と違って吟醸系の香りにこだわっています。全く香りが不必要で辛口が飲みたい方は、菊乃井を選んでください。純米吟醸まではいきませんが、抑え目の香り系、香りがカプカプしていると料理の邪魔になりますので・・・稲村屋ブランドを立ち上げ当初からある商品は、この稲村屋特別純米酒と稲村屋純米吟醸です。稲村屋シリーズにもスポットで商品はたくさんあります。

稲村屋 https://narumijozoten.com/inamuraya/

新しい商品も試すことも必要・でも原点に帰って味わうことも必要・私の原点はここにあります。より良い技術研鑽を重ねて期待を裏切らないように日々精進していきたいと思いますのでこれからも稲村屋特別純米酒を宜しくお願い致します。私は、落ち着いてダラダラ飲むならこの日本酒が好きです!!!

稲村屋純米吟醸 魅力

創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。

青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋

株式会社鳴海醸造店

杜氏兼社長 鳴海信宏

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