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菊乃井本醸造辛口 魅力

菊乃井本醸造辛口は、たしか平成6~8年頃に発売した商品です。元々は、菊乃井本醸造超辛口(ちょうからくち)とか菊乃井本醸造つうの酒(つうのさけ)辛口で販売していました。詳しい内容は後程説明させていただきます。菊乃井(きくのい)本醸造辛口の魅力について語ってみましょう。皆様方の知りたい菊乃井本醸造辛口を勝手に掲載させていただきます。

途中で専門的な分野がありますが、大学時代に勉強した知識を思いだしブログを書かせて頂いています。日本酒初心者向けに説明していますので、正式な見解はご自分でお調べになってください。

成分に関しては下記から最新の情報を得てください。

菊乃井 https://narumijozoten.com/kikunoi/

 

菊乃井(きくのい)の意味を解明

菊乃井(きくのい)の意味あいを自分なりに解釈してみようかなと??菊乃井(きくのい)ですが、ありふれた名前です。よく他の銘柄と間違われるのが腹立たしいと思った時期もありました。今は大人になったのです、笑。「菊」「喜久」(きく)と銘柄にあるのは一昔前ですと文献に200蔵以上とされていました。菊は日本では葬儀の時に使用するイメージがありますが、中国では高貴なイメージの花です。「乃」は文字が「の」「ノ」「之」になって表現されることが多々あります。領収証書に書いてもらう時が多くあります。説明では「乃木坂」の「の」とか説明しています。乃木坂46が流行る前からですよ!
「乃」辞典を調べてみると読みが「ダイ」「ナイ」「すなわち」「なんじ」と出てきます。意味は、①上をうけて下を起こす語。すなわち。そこで。ようやく。かえって。②なんじ。おまえ。と出てきます。私が推測するには①の意味あいではないでしょうか?最後に完結しますのでとりあえず置いといて!「井」について解明していきます。昔は水が良い場所に工場を建てて製造するのが当たり前でした。日本酒の他にも醤油や豆腐屋などもそれに当てはまります。水の良い場所で製造される銘柄には「水」「泉」「井」が付くとされています。「井」とは「井戸」を表しています。上記の「乃」ですが、上をうけて下を起こす語を用いると菊のような品位がある上品な香りすなわち素晴らしい水のような日本酒でありたい!ここでいう「水のような」は水っぽいという意味ではなく水のように清らかな日本酒という意味です。おいしい酒程、水に近いともいいます。あくまでも私の見解ですから、参考までに聞いてくださいね。

菊乃井(きくのい)

創業文化3年(1806)青森県黒石市の中で最も古い歴史を有している。代表銘柄は、菊乃井」「稲村屋文四郎」「稲村屋」として多く知られる。「菊乃井」の名の由来は、二代目文四郎が菊の花を愛し、この芳香を酒に取り入れれば酒の楽しみもまた、一段と増し御得意先にも喜ばれるよう吟醸の搾りの際、槽口に菊の枝を置いて成功したことから始まる。昭和34年12月26日に現在の株式会社を設立。平成10年には、黒石市の文化財として指定。平成17年には、伝統的建造物群の町並みが指定されました。私がまだ学生だった時代は、「きぐのい」と津軽弁ではないが訛りが入って「く」ではなく「ぐ」と発音するのが「つうな人」でした。当時は「きぐのいの2級酒」「まーんずめーなー」と晩酌には2級酒が定番だった頃が懐かしい。「まーんず めーなー」を標準語に直すと「すごく おいしいです」と略されます。

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本醸造とは?

原材料が米・米こうじ・醸造アルコールを使用しているお酒です。醸造アルコールの量は規定で決められています。白米1000kgに対して30度のアルコール度数の量が380L以下の商品であります。非常に難しいですね。アルコールを添加することで日本酒がスッキリしてのみやすくなります。

醸造アルコールとは?

醸造用のアルコールのことです。穀物を発酵させたものを蒸留(じょうりゅう)して作られます。日本酒に使用する醸造アルコールは主にサトウキビから出来ています。サトウキビが一番効率よく、尚且つ単価が安いとされているからです。蒸留(じょうりゅう)とは、沸点の違いを利用してアルコール分の高いものを抽出するののです。例えば「日本酒」を蒸留する時、丸底フラスコに日本酒を入れて下から熱を加えていきます。フラスコの上部には管があり、沸点の低いアルコールが先に揮発されます。それを急冷して気体を液体に変えて抽出して取り出します。酒造メーカーが購入しているのもはアルコール度数95.3%のものを未納税移出して取り寄せしています。無味・無臭の良質な製品です。未納税とは、字のごとく納税が未だということで、酒税がかかっていないものを取り寄せします。

蒸留について

蒸留には単式蒸留器(ポットスチル)と連続式蒸留器があります。文字のとおり単式蒸留器は1回蒸留し、連続式蒸留器は2回以上蒸留するものです。お酒の個性に合わせて使用分けされています。醸造アルコールの場合は、商品の味よりも穀物の糖分を効率よくアルコールに変えることが目的なので連続式蒸留器を使用しています。蒸留について分かりやすく言えば日本酒を蒸留すれば米焼酎、葡萄のワインを蒸留すればブランデー、ビールを蒸留すればウイスキーとも言えます。ビールの原料は大麦麦芽なのでいいと思いますが非常に不安です。ザックリ・ザックリ小学生でも分かるように説明していますので、小学生はお酒は飲んではいけないので、飲酒は20歳になってからお願い致します。

菊乃井本醸造辛口、商品ができたきっかけは

私が株式会社鳴海醸造店に入社したのが平成5年4月会社に入り従業員の仕事の手伝いをしたり、配達をしたり、営業をしたり、資材の棚卸しなどもしていました。ある時、昔叔父さんが作成して一度も使用していないラベルが段ボール箱の中に眠って保管されていました。ラベルの中央には、デカデカと辛口の文字が!右上に申し訳ないほどに「菊乃井」の文字がありました。折角の資材だから使わなければと頭の中にありました。ある年の酒造時期に1本だけ凄く辛い日本酒が出来てしまいました。そうだ、あのラベルを使用しよう。ラベルが発見した段階で10年くらい経過していたのでしょうか?つうの酒の名前がいい!と当時は人気商品でした。

菊乃井本醸造辛口、ラベル・デザインを拝見

商品の写真1800ml・720mlグリーン瓶に入っています。720mlはカートン付。300mlの写真を忘れてしまいました。次回忘れなければ紹介します。300mlもグリーン瓶です。現在のラベルになったのは平成29年(2017)8月からです。並行して菊乃井つうの酒辛口を販売していましたが、同年11月に終売しました。

菊乃井本醸造辛口、拡大して見ると

ラベルの拡大

白地に「青」の箔のラベルです。ちなみに特別純米酒は「赤」です。スマートでカッコイイ感じです。「菊乃井(きくのい)」の文字は黒石市の山口友幸様に書いて頂いた書です。最近の「菊乃井」はこの書体で統一しつつあります。

菊乃井本醸造辛口、品目の表示は日本酒

日本酒、菊乃井昔は「清酒」というのを品目として使用していましたが、最近のものは「日本酒」に切り替えています。「日本酒」表示はGI(日本酒の地理的表示)で日本国内の米で日本で製造されたものに適用されます。

菊乃井本醸造辛口、飲んだ感想は?

冷蔵庫5℃の菊乃井本醸造辛口を試飲。冷やすとどの日本酒もスーッといっちゃいますね。感想は私個人の感想ですのでご参考までにしてください。香りは落ち着いた感じで清々しい穏やかな香り。口に含むと第一印象はやはり辛口でスッキリとしたお酒。ゆっくり晩酌に飲みたい日本酒です。コンセプトが辛口でスッキリした味わいなのでそのものです。分かりやすいでしょうか?

菊乃井本醸造辛口、相性のよい料理

私の個人的な意見ですが、白身魚の刺身が良いと思います。ヒラメの昆布締めなんで最高じゃないでしょうか?私のところは庶民的なので中々出てきませんが、烏賊やタコの刺身もいいですね。わさびをたくさん漬けて日本酒もまた進むと思います。

菊乃井本醸造辛口、飲み頃温度

5℃~15℃がおすすめになっています。5℃はスイスイ。15℃は日本酒の風味を楽しめます。45℃の熱燗もお勧めです。日本酒の味わいがより一層楽しめます。

菊乃井本醸造辛口、販売店は?

青森県内の主要酒類小売店青森県内の方は、お近くの酒屋さんに行って菊乃井の辛口ないのと聞いてください。きっと・きっとお取り寄せしてくれます!鳴海醸造店の店舗でも販売しております。

蔵元のお問合せ先 株式会社鳴海醸造店 電話 0172-52-3321(8:00~17:00)
https://furusatobin.jp/kikunoi/index.html

 

創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。

青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋

株式会社鳴海醸造店

杜氏兼社長 鳴海信宏

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