稲村屋ブランドの夏の定番商品、稲村屋涼颯冷爽純米酒が発売しました。申し訳ございませんが特約店限定出荷の日本酒となります。その名は、「稲村屋 涼颯冷爽 純米酒」(いなむら かぜれいそう じゅんまいしゅ)皆様方の質問したいことを予想してブログを書かせていただきます。
稲村屋とは?
稲村屋とは、苗字帯刀が許されなかった時代、初代当主が文化3年(1806)商売を始める時にいただいた商号です。凶作の時でも収穫があった田んぼの地名「稲村」を引用して名付けられました。稲村の地名は、現在の黒石市の浅瀬石地区にある住所です。ちなみに浅瀬石は本家があり、三女が分家して金屋から婿をもらったのが始まりです。稲村屋とは、ブレンド名で株式会社鳴海醸造店で造られた日本酒です。稲村屋特約店のみで販売を行っています。
涼颯冷爽の名前の由来
夏向けのお酒ということでネーミングに悩みました。涼颯冷爽を見ても何て読むのか検討が付きません。いいんです。涼しさを与えられたら、涼颯冷爽の一文字一文字が「すずしげな」イメージがあります。「涼」は、涼しい(すずしい)文字を見ているだけですずしげです。「颯」は、風が吹くさまという意味があります。風があると涼しい気分になります。颯爽の颯で、颯爽を辞書で調べると人の姿・態度・行動がさわやかで勇ましいさまと出てきます。「冷」は、つめたいでひんやりとして夏にはいいですね。「冷」と聞けば一番に冷蔵庫を思い浮かべます。稲村屋涼颯冷爽純米酒は、ぜひ冷蔵庫でキリっと冷やして飲んでください。「爽」はさわやかですね。さわやかで清々しいイメージです。この四つの漢字が付いただけで夏向きのお酒のイメージは出来ましたか?あとは、お店で購入して飲むだけですよ。涼しさを一緒に共有してみませんか?
稲村屋涼颯冷爽、使用のお米は?
使用されている米は契約栽培です。青森県に中泊町っていうところがありましてそちらの自然農法研究会で作付けされています。無農薬米・無化学肥料米でJAS認定の米になります。代表は三上新一さんです。平成6~7年頃からのお付き合いになります。当初はうるち米(飯米)で日本酒を造っていましたが、途中で酒造好適米の「華吹雪」の種籾(たねもみ)を取り寄せて、酒造好適米による酒造りに切り替えるました。菊乃井の商品に賜(たまもの)という商品がありますが同じ米を使用しています。
なぜ、無農薬米で日本酒を造ろうと思ったの?
それは、もちろん体に健康的なものを必要としている需要がありますし、弊社社員も同じ自然農法による米作りをしていてそこから新しいことにチャレンジしてみようとなりました。無農薬米・無化学肥料は、自然農法により堆肥を作り使用しています。1反歩(いったんぶ)当たりの収量が少ないがしっかりとした米が収穫されます。1反歩あたり5~6俵の収量です。1反(いったん)とは、現在でいうと10アールを意味します。通常は1反歩あたり10俵が標準だと思います。私は米作りに関しては素人ですが、一般的に肥料を多くやると収量が上がります。肥料を多くやりすぎると倒伏の原因にもなりますし、米中のタンパク質が多くなります。酒造メーカーはタンパク質の含量が少ないものを好みます。
タンパク質が多いと浸漬(白米に水を吸わせること)時に白米が割れやすい傾向にあります。
稲村屋涼颯冷爽、商品画像を見てみよう
撮影者 鳴海信宏 決してうまくはありません。イメージをお伝えできればと思っています。バックは鳴海氏庭園です。ブルーを基調としたラベルといい、瓶の色といい素敵です。もっと、近くで見てみたい。はい、お応えしましょう。
じゃじゃん、大きいです。水色のラベルに青の箔押しです。夏といえば青系のイメージですかね。私的には、青は「夏の海」や「青空」をイメージします。あなたもこれを飲んで夏を満喫してください。
この日は、お天気が良く緑が映えています。こんな環境で生まれてきて良かった。
稲村屋涼颯冷爽、瓶について
こちらの瓶ですが、透明瓶にブルーの加工をしているのです。静電塗装という処理をしています。色はOSBです。「O」はある大手会社の頭文字。「S」はスカイ、「B」はブルーを意味しています。以前は、青系の瓶を使用していたのですが、銅イオンが作用して日本酒の劣化が激しくなるとのことでしたので瓶代金が割高ではありますが、静電塗装処理を使用したものを現在は全て使用しています。
稲村屋涼颯冷爽、青瓶問題を解決
シュウ・サケ・コーポレーションさんのYouTubeを貼り付けしています。
青瓶問題を解決!
稲村屋涼颯冷爽の瓶詰めの様子
こんな感じで瓶詰めされています。光の当たり具合で色も多少違って見えますね。瓶の上側を見てください。上は透明になっています。分かりづらいとは思いますが、ここをみると透明なのが静電塗装処理した証になります。
稲村屋涼颯冷爽、日本酒の処理の仕方は?
もろみを上槽(搾ること)のあと、澱(オリ)があるためろ過の工程を行いますが、この商品はSFフィルターで素ろ過をして瓶詰めをしています。瓶詰め時に65℃の温度で熱処理して殺菌をしています。(一回火入れ)
稲村屋涼颯冷爽、相性のよい料理
6月のこの時期、食卓にホタテの刺身・ホタテの貝焼きが出てきました。私はすかさず稲村屋涼颯冷爽純米酒を購入して食卓に持ってきました。ホタテの貝焼きは、醤油の他に日本酒を少し入れて火で炙るのがいいんです。皆様方もやっていると思いますが!日本酒のアルコールが飛んでいい香りがするんです。考えているだけでよだれが出てきそう。
合います。ホタテの貝柱も思いの他に肉厚でうまし、貝ひももコリコリしてうまし。これからの時期バーベキューのお供に最適です。カルビを食べて一つ飲み。ホルモンを食べて一つ飲み。いやー最高。
稲村屋涼颯冷爽こういう人にお勧め
父の日にプレゼントしたいでも価格がリーズナブルがいい。夏を満喫したい。季節限定に弱い。ややアルコール度数が低めの方が好き。辛口でスッキリした日本酒が飲みたい。
稲村屋の商品が気になる。稲村屋のファンだ。ラベルがカッコイイ。
創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。
青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋
株式会社鳴海醸造店
杜氏兼社長 鳴海信宏
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