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2021 のみ切り指導 青森県酒造組合にて

令和3年8月11日に青森県酒造組合の会議室においてのみ切り指導が行われました。その模様を簡単にブログに掲載させていただきます。のみ切り指導は、春に搾った日本酒が夏の暑さを終えてどのくらい熟成したか、また保存状態などを把握するために仙台国税局鑑定官の先生に出張してもらい行う1年の行事になります。清酒の貯蔵出荷管理等に関する技術相談会ともいえます。青森県酒造組合が青森県内の酒造工場に申し込みをするかアンケートをとり実施します。大きい会社ですと自社でのみ切りを行うことが増えてきていますが、鳴海醸造店では実際に先生にきき酒をしてもらい指導を受けています。今回きき酒をして頂ける先生は、仙台国税局鑑定官室、鑑定官室長の武藤彰宣さんと同じく財務技官の川窪千尋さんそして弘前工業研究所の主任研究員の小倉さんと研究員の長谷川さんにより行われました。仙台国税局鑑定官室は、前日は八戸方面で指導を行って青森市に入りました。

青森県酒造組合

のみ切り指導会場の様子

のみ切り指導の会場

のみ切り指導は、青森県酒造組合の2階会議室になります。ここの会議室で酒造組合の理事会や技術委員会・広報委員会・青醸会役員会などが行われます。のみ切りを行うのは今回が初めてになります。前回は弘前工業研究所で開催しました。

のみ切り指導の日本酒を並べている様子。

鳴海醸造店では今回の指導は全部で8点になります。市販酒が5点と蔵内酒が3点になります。小さくて見づらいかもしれませんが、市販酒は左側から
菊乃井大吟醸
菊乃井純米吟醸津軽の吟
菊乃井特別純米酒
稲村屋純米吟醸
稲村屋特別純米酒
になります。
お猪口は各メーカーが事前に準備することになっています。

蔵内酒とは?

蔵内酒とは、まだタンクや瓶に貯蔵されていて蔵出しされていない日本酒になります。通常は、原酒で貯蔵されています。

のみ切り指導の備品

のみ切り指導に使用する備品

青森県酒造組合が用意するものは、専用の吐きとプラスチックカップとスポイトになります。

のみ切り指導の結果

のみ切り指導の結果をお聞きして、早出し用の日本酒にするとか、日本酒の処置の仕方や貯蔵の仕方の勉強になります。市販酒の指導は来年の酒造りの応用にしていきより良い日本酒の提供に精進していきたいと思います。

 

創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。

青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋

株式会社鳴海醸造店

杜氏兼社長 鳴海信宏

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