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文四郎酒蔵館 観光

突然ですが、文四郎(ぶんしろう)酒蔵館とはなんでしょうか?またまた、まちかど博物館ってどうなんだろうか?黒石市に博物館なんてあったの?たくさんあるんだよここでは文四郎酒蔵館、おもに店舗付近を画像を交えて解説させていただきます。

認定証

青森県黒石市で平成25年に黒石市小さなまちかど博物館として認定されました。認定の日は平成25年10月28日になっています。当時の黒石市長は鳴海広道さん鳴海醸造店のルーツを遡り、家の本家になります。

まずは入口から紹介

文四郎酒蔵館の看板

中町こみせ通り沿いの入口の上にあります。木製のもので焼き印みたいに彫られています。文字は「文四郎酒蔵館」。文字の上にある丸いものは、杉玉とか酒林とかいいまして、酒蔵のシンボルになります。近年では日本酒専門の酒販店や日本酒専門の居酒屋では良く見かけます。杉の葉で作られていて新酒が出来た時に軒先に飾ります。いわゆる新酒が出来ましたとの合図です。徐々に葉も茶色に変改していきます。そうすると日本酒が熟成されてまろやかになり日本酒が美味しくなりましたよとの合図になります。現在では昔の普通酒と特定名称酒では多少ずれが生じるかもしれませんがそういった生業です。

表札です。

鳴海文四郎の表札です。これがいわゆる文四郎酒蔵館の名前の由来にもなります。鳴海文四郎は代々襲名しています。現在は六代目文四郎です。私の親父は名前この他に2つありました。

入口に新しく展示

青森県建築士会南黒支部の支部長の筧正明さんが持参してくれました。2019年度にまち歩きのユニバーサルデザインプロジェクトの一環です。県建築士会南黒支部ではこの度まち歩き向上活動の都市景観大賞で優等賞を受賞しました。大変素晴らしい功績です。上記写真の案内看板は、黒石らしさということで「黒石よされ」をモチーフに地元高校生が考案してしたものです。こみせ通りの店舗に設置する予定だそうです。

入口を入ったところ

丁度いい写真がないので

入口を入ったところです。一昔前は日本酒を展示していませんでしたし積極的に販売も行っていませんですた。もちろん試飲や庭園見学もです。私が幼い頃は親父(六代目文四郎)の乗用車が納車されていました。照明も薄暗く観光客が来るということはなかったです。店の中に入ってくるのは近所の馴染みのお客様くらいでした。平成の始め頃TMO団体を立ち上げ街づくり構想が練られていました。現在の「こみせ駅」の場所が拠点となっていました。以前はマルゲンといって寝具屋がありました。倒産してそこにマンションが建つとの計画が出てきました。古い街並みの中町こみせ通りにそのような建物が建つことは街の景観からみても不具合だということです。TMOは当時木下さんという方が代表で8名の出資者が先頭に立ってやったということで「八の会」と名付けられました。私の記憶では相撲の峰崎部屋を誘致して盛り上げようとのことでした。「こみせ駅」の場所には土俵も作りあげ、何度かちゃんこ鍋もご馳走になった記憶があります。代表の木下さんが急に亡くなられてからはこの会も衰退していき解散という形になりました。話は元に戻りますが、私の立っている奥の方が瓶詰め場所や日本酒の在庫を置いているのですが、軽トラが奥まで行き日本酒を積み込むこともされていました。今この話をするとびっくりする人が多いようです。

小さなまちかど博物館とは?

「小さなまちかど博物館」は、俗に言う博物館ではなくて黒石の伝統的な職人の技・そこで商売をしている人情・そこに住む人のあたたかさい個性を含めてその土地ならではの「文化」としてとらえて、会話とともに「文化」味わってもらうということになります。
詳しくは ↓ をご覧になってください。

http://www.city.kuroishi.aomori.jp/kankou/spot/kankou/machikado/

文四郎酒蔵館の映像のみ

文四郎酒蔵館の映像が観れます。音は入っていません。動画のみです。

名前の由来は?

文四郎(ぶんしろう)酒蔵館の名前の由来は?それは、家主が文四郎(ぶんしろう)だからなんですよ!小さなまちかど博物館には、酒造りの古い道具や昔使われていたものがさり気なく飾られています。

文四郎(ぶんしろう)とは?

鳴海醸造店は、代々鳴海文四郎を名乗ってきました。襲名制です。初代文四郎は文化3年(1806)年に創業しました。初代文四郎は金屋(現平川市)の佐藤家に生まれ、浅瀬石(現黒石市)の豪家で知られた鳴海家の婿となりました。のちに分家して現在の中町の造り酒屋を本家から買い与えられたのが始まりとなります。6代目文四郎が社長就任になったのは昭和40年(1965)です。6代目文四郎(ぶんしろう)現会長は親友に「ぶんちゃん」「ぶんちゃん」と呼ばれ慣れ親しんでいます。「ぶんちゃん」いい愛称名ですね!

座敷に入る手前

座敷に入る手前の写真

私が撮影したので今一だとは思いますがご勘弁くださいね。以前東北新幹線のトランベールという雑誌に同じような感じで掲載していたのを思い出しますた。それはとっても素晴らしい撮影写真でした。そりゃプロとアマの違いは格別ですから。こちらの座敷の入口から靴を脱いで入って行き庭園を眺めることが出来ます。もちろんサービスの一環で開放しています。関係者以外は立ち入り禁止の紙も貼っていますのでご確認ください。

菊乃井の看板

菊乃井の看板画像

看板の部分を大きめで撮影しました。書は、宮小路康文さんが書かれています。昔は、右側から読んで菊乃井になります。靴を脱いでお邪魔しましょう!

座敷の入口を上がったところに

番頭さんが座る場所こちらの写真は、番頭さんが座る場所をイメージして再現されたものです。私が幼い頃には店の事務所があり平成の初め位に改装して現在に至ります。そろばんは五つ玉になっています。通常は四玉。右側に見えるのが「ベンジャー」で下駄スケートです。一つ一つ紹介します。

そろばんを拡大

そろばんの拡大

そう、下の段の玉が5つになっています。昭和40年代生まれの私もそろばんを使用していた時期もありました。改めてみると使えるのかとふと思ってしまいました。そろばんを下に傾け玉を落として、指でなぞって上の段を上にあげることから始まります。現代のは下の玉が4つになっていています。1+2+3+4+5+・・・とよくやった記憶があります。当時はそろばん塾とかもあり行っていた人も話によく聞きました。商業高校でも使うところがあるんですかね!?現代は電子計算機での使いこなしですかね!これは「5つ玉そろばん」と呼ばれるもので主に商人の方が使っていたもので、「問屋そろばん」とも呼ばれていたそうです。

ベンジャ

拡大写真

ベンジャを拡大してみました。スケート下駄現代のスケート靴です。非常にオシャレですね!先の曲がり具合が絶妙に素敵。下駄の鼻緒が紫色で気品に溢れています。

Quiz(クイズ)1

さーてこれは、なんて読むでしょうか?

なんとか読めそう!

大正時代のものですね!歴史を感じます!達筆です。昔は書道に達している人が必ずいたもんですね!

Quiz(クイズ)2

続きましてこれは、なんて読むでしょうか?

これは、難しいですね!

明治時代のものです!これまた、タイムスリップしてしも-た(笑)クイズの答えはブログの後半で紹介しております。早めに知りたい人は「もくじ」からクイズの答えに行ってください。

座敷を上がった入口 vol.2

大きなお皿が

すみません、詳しく説明できません。分かり次第追記します。

津軽を代表する凧絵

津軽を代表する凧絵です。今はあんまり凧をあげている人は見なくなりましたね。津軽はねぷたの絵師が多いのでこのような凧の絵もたくさん普及しております。

座敷の手前

小座敷とでもいいましょうか!?勝手に命名!!!

看板

不撓不屈の文字です。どんな困難にも負けず挫けないさまを表わす四文字熟語ですね。
書家は、鈴木三千代さんです。

昔の布を表装したもの

親戚の叔母さんの自宅にあったものを表装(ひょうそう)して数年前に頂いたものです。
全国各地の酒蔵の都道府県と銘柄が載っています。二段目の右側をみると 青森 男山(現在の陸奥男山)・菊ノ井(現在の菊乃井)がありますね。青森県にはもっと造り酒屋があるので何かの組合のものなのか?どうゆう経緯で作成されたのかは不明です。こうして見ると兵庫県がダントツに多いですね。兵庫県は、宮水と言って日本酒に適した水がある。カルシウム・マグネシウムが豊富で発酵がしやすいのも一つそして山田錦という優れた酒造好適米ももっています。灘(なだ)は大手の酒造メーカーが多いです。残念ながら廃業している蔵もあるようです。いつの年代に作られたものか興味があります。

座敷に入ってみましょう

座敷

こんな感じです。右側の襖を開けると広い会場になります。私の両親は昔この座敷を使って1週間かけて結婚披露宴をしたと聞いています。年に一回黒石地酒をたしなむ会の特別例会でも鳴海氏庭園を観ながらやるのがこちらの座敷になります。

反対側からも見てみましょう

まず目に付くのは棟方志功さんの版画でしょうか?

座敷の展示物

棟方志功の版画

ご存知の方も多いと思いますが、棟方志功さんは青森県出身の版画家です。20世紀を代表する美術家の一人だそうです。1975年にご逝去されましたが、こちらの作品には棟方志功さんのサインがなく、文四郎酒蔵館に訪れた時これは私の作品だと1972年にサインして頂いたそうです。

掛け軸

掛け軸です。こちらは孔雀の掛け軸です。季節によって掛け軸は掛け替えられていましたが、近年は固定しています。

お花

私の母親が活けています。花瓶を拡大します。

花瓶の拡大

ステキな花瓶です。左側に見えますでしょうか?左側に孔雀の絵が描かれています。これは文四郎酒蔵館に来店して見るしかないですね。意地悪でしょーう(笑)

中国の螺鈿

中国の螺鈿(らでん)の品物。5代目文四郎が中国に行った時に買ってきたと聞いています。

全体の画像

私は分からなかったのですが、螺鈿(らでん)とは、青貝の殻の内側にある紅色又は真珠色のキラキラする部分をはめ込んで作られた芸術作品のことを意味します。貝の種類は、夜光貝(ヤコウガイ)・白蝶貝(シロチョウガイ)・黒蝶貝(クロショウガイ)・青貝(カワシンジュガイ)などが使用されています。螺鈿の「螺」とは青貝などのことで、「鈿」とは、ちりばめることを意味します。

下の土台の部分

文字が螺鈿で書かれています。写真ではわかりずらいでしょうかね!なんとなく光って見えませんか!?

螺鈿写真

こちらの模様も螺鈿でキレイに加工されています。

像の置物

像の置物です。結構ずっしりと思いです。私は以前この像が貴重なものだと思っていました。それよりも下にある螺鈿の絵を見てください。

像の下側の絵画

うわーなんで煌びやかで素敵なんでしょうか?これぞ芸術作品です。中国に伝わる伝統芸術なのですね!

普段の様子です。

座敷の上側

富士山の絵画

私の母親から聞きました。明治時代のものです。静岡県の方から貰ったそうです。静岡県と言えば「富士山」ですよね。手前に松があります。果たしてあの名所ではないか!?以前の私は山といえば津軽富士「岩木山」だとばっかり思っていました。そしてこの作品特殊な方法で完成されているみたいです。母親に思い出してもらわなきゃ!!!なんか浮き彫りのある(凹凸のある)絵ですが、後ろから叩いてくぼみを作ったとか正式に分かれば更新させていただきます。

灯り窓

これは、灯り窓です。形・模様などに意味合いはあるのでしょうか!?誰か教えて!!!

釘隠し

釘隠しです。家紋はありません。模様については!?こちらも誰か教えてくださいね!
分かり次第更新させていただきます。

日本酒を販売している場所に

続きまして日本酒を展示販売している場所を紹介させていただきます。昔の酒造りの道具などさり気なく展示しています。ご紹介します。

1斗瓶も飾っています。

1斗瓶

1斗(いっと)の空瓶です。1斗とは、1升(いっしょう)の10倍の量です。この呼び方は尺貫法(しゃっかんほう)からきています。尺貫法(しゃっかんほう)とは、長さに尺、重さに貫、体積に升を基本単位として古くは中国から伝来して来たものです。東アジアで広く使われているものです。1升は1800mlで一般的に酒造メーカーで使用されています。俗に1.8L換算で〇〇〇とかよく分かりやすい単位で用いられています。ちなみに1升の100倍は、1石(いっこく)おたくの蔵は何石つくってんの?などの質問が業界ではよく使われます。1升の1/10は、1合(いちごう)1升の1/100は、1勺(いっしゃく)になります。一般的に流通している720mlは、4合瓶とも言います。

菊乃井の看板

店内に飾られている昔の看板

青森県黒石町とあります。現在の黒石市のことですね!黒石町は昭和29年(1954)に、黒石町・中郷村・六郷村・山形村・浅瀬石村が新設統合しました。それ以前のものになります。よく保存されていました(#^.^#)鳴海酒造店吟醸とあります。はて!?鳴海酒造店だった時期もあるのです。何かおやじの話によると姓名判断が流行っていて酒造店だとダメだということになり現在の醸造店になっています。吟醸とは、「吟味して醸す」との意味です。電話一番は、次で詳しく!

電話一番

電話一番を拡大

電話一番を連想するとカステラ一番、電話は二番、三時のおやつは○○と思いだしてしまします。私だけでしょうか?(笑)黒石町で一番最初に電話をひいたのが鳴海酒造店だったみたいです。四代目文四郎(ぶんしろう)の時代だと六代目文四郎から聞きました。四代目文四郎の妻は、なんでも一番が好きで、店の門を開けるのも一番とのこと。なにより大変だったのは当時の子どもみたいです。学校での成績も一番でなければとの事だったみたいです。かなり気合のはいった時代なのだと思います。亡くなった祖母(五代目文四郎の妻)が言っていたのを思い出しました。朝は日の出と共にカーテンを開けなければいけない。寝坊すると怒られる。拭き掃除などは徹底してやらなくてはいけないなど。話を聞くとまるで「おしん」の世界だとつくづく思います。嫁姑問題が激しくまるでいじめのような風潮もかつてはあったのだとつくづく思います。

銅製のやかん

銅製のやかんです。

観光客に必ず聞かれます。なんなの!?緑青が出るので銅製になります。写真では分かりづらいと思いますが、すごく大きいのです。とてもお湯を沸かして注ぎ込むことは困難です。たぶんですが、囲炉裏の上に置いてお湯を沸かしてひしゃくか何かですくったのではと想像しています。取っ手の部分が壊れていますので上には持ち上がりません。

日本酒の角樽

角樽を展示

昔の角樽(つのたる)です。昔はこの角樽に日本酒を入れてお祝い事に使用していたと聞いています。久〇の文字は屋号です。

鳴海醸造店、家紋を紹介

家紋です。

丸に加賀梅鉢になります。丸に梅鉢は一般的に多いのですが中央のところが特徴的です。

Quiz(クイズ)の答えと解説

Quiz(クイズ)1の答えは、「とうざちょう」です。意味は、売掛の帳面です。売買などの記録を項目別に分類しないで順に書きつけておく帳簿です。

Quiz(クイズ)2の答えは、「かきだしちょう」です。意味は、メモ帳です。出(だす)は読めたと思いますが!

 

黒石市小さなまちかど博物館 ガイドマップ

 

創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。

青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋

株式会社鳴海醸造店

杜氏兼社長 鳴海信宏

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