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2020 全国の酒蔵が新型コロナウイルス危機に協働で立ち向かう 菊乃井

現在この企画は終了しました。
全国の酒蔵が新型コロナウイルス危機に協働で立ち向かう日本酒プロジェクト2020に株式会社鳴海醸造店も参加しています。本日4月29日12時解禁です。(協働とは、意図的に使われたものと解釈しています)ことの発端は4月11日私の長男(現在東京農業大学4年生)が昨年クラウドファンディング(サケチョク)でお世話になった玄成秀さんに電話で話したことがきっかけになりました。新型コロナウイルスの影響で日本酒の消費が激減しているとの相談でした。

日本酒売上減少の理由

新型コロナウイルス感染防止のため、飲食店での自粛また、三密を避けるため飲み会を含むあらゆる会合の中止が顕著にみられます。また日本酒のイベントも中止になりました。
青森県では毎年3月に青森の地酒を楽しむ会として約600名を集めて行われていました。
新酒を始めとしてその年の出来を楽しみにくるお客様のイベントでした。美味しければまた個人での購入の目安にもなりますし、二次会で人の流れができ繫華街も潤うのです。青森県と言えば「ねぷた祭り」「弘前城桜まつり」など代表的なものを思い浮かべることでしょう!私の住んでいる黒石市も日本三大流し踊りの「黒石よされ」・黒石ねぷた祭り・黒石桜まつりを始め全てのお祭りやイベントの中止が余儀なくされています。

会社の概要と今回の参加の経緯

創業文化3年(1806)代表銘柄は「菊乃井」として多く知られる。平成10年には黒石市の文化財として指定。350石という小さい酒蔵で地元中心に販売活動をしております。蔵の前は昔ながらのアーケードが建ち並び伝統的建造物群の町並みを観光客が楽しみに来て賑わっています。約215年の歴史のある酒蔵見学や国の登録記念物に指定されている大石武学流の「鳴海氏庭園」も眺めて頂けます。新型コロナウイルスの影響はもろに受けて3月の売上は前年同期比で大幅減という結果になりました。4月になると自粛ムードがさらに高まり飲食を伴う会合の中止や弘前桜祭りや青森ねぷた祭りなどの中止で観光客の見込めない状況にに立たされました。

日本酒プロジェクト2020について

初回は8社で行われます。

酒造メーカーは日本酒を販売して翌年の酒造りの米の購入費や人件費にまわして資金を調達しています。現状のままですとかなり厳しい状況に陥ります。蔵元の応援としてクラウドファンディングが行われます。初回参加蔵は以下のとおりです。佐賀県の天吹酒造さん、茨城県の青木酒造さん、鳥取県の梅津酒造さん、島根県の酒持田本店さん、山形県の 高橋酒造店さん、青森県は、鳴海醸造店で代表銘柄「菊乃井」(きくのい)、栃木県の西堀酒造さん、埼玉県の松岡醸造さん

詳しい詳細は↓

https://camp-fire.jp/projects/view/262501

菊乃井(きくのい)とは?

創業文化3年(1806)青森県黒石市の中で最も古い歴史を有している。代表銘柄は、「菊乃井」「稲村屋文四郎」「稲村屋」として多く知られる。「菊乃井」の名の由来は、二代目文四郎が菊の花を愛し、この芳香を酒に取り入れれば酒の楽しみもまた、一段と増し御得意先にも喜ばれるよう吟醸の搾りの際、槽口に菊の枝を置いて成功したことから始まる。昭和34年12月26日に現在の株式会社を設立。平成10年には、黒石市の文化財として指定。平成17年には、伝統的建造物群の町並みが指定されました。私がまだ学生だった時代は、「きぐのい」と津軽弁ではないが訛りが入って「く」ではなく「ぐ」と発音するのが「つうな人」でした。当時は「きぐのいの2級酒」「まーんずめーなー」と晩酌には2級酒が定番だった頃が懐かしい。「まーんず めーなー」を標準語に直すと「すごく おいしいです」と略されます。

左上 杜氏兼社長 株式会社鳴海醸造店 七代目 鳴海信宏
左下 店舗の外観
右上 蔵の中の様子、木桶は昔使用されていたもの
右下 鳴海氏庭園

鳴海醸造店の出店酒は?

菊乃井 https://narumijozoten.com/kikunoi/

720ml2本セット(菊乃井大吟醸720ml 1本/菊乃井純米吟醸シルバー720ml 1本)の内容になります。
送料・税込価格で一口5,500円になります。目標 300セット

720ml2本銘柄各3本(菊乃井大吟醸720ml 3本/菊乃井純米吟醸シルバー720ml 3本)の内容になります。
送料・税込価格で一口15,400円になります。目標 50セット
お届けは2020年の8月を予定しております。

詳しい詳細は↓

https://camp-fire.jp/projects/view/262501

菊乃井大吟醸について

青森県産酒造好適米「華想い」を100%使用しています。華想いは有名な「山田錦」と青森県産酒造好適米「華吹雪」の交配により完成した吟醸酒向けの米になります。青森県の気候に合わせて耐冷性にも優れた米です。精米も40%にも耐えて地産地消を名乗るにはもってこいの酒造好適米になります。青森県の酵母「まほろば吟」と「まほろば華」のブレンドにより香り・味ともに上品な味わいをお約束することでしょう。
日本酒度 +2.5(やや辛口) 酸度1.2

ラベルの拡大

黒瓶に黒のラベルで金箔の文字「菊乃井」。写真の撮り方が下手ですみません( ;∀;)
詳しくはHPでご覧ください。

菊乃井純米吟醸について

青森県産酒造好適米「華吹雪」を100%使用しています。華吹雪は花吹雪と間違われますが正確には「はなやかさ」の華です。青森県の奨励品種として平成元年から使用されている酒造好適米です。純米酒・純米吟醸向きの米で米が溶けやすく純米系の味に厚みを与えてくれる優れた米です。現に30年以上青森県内外で使用されていますので実績が物語っています。青森県の酵母「まほろば芳」を使用することにより香りがバナナ系統のフルーツを連想させます。大吟醸と共に飲み比べをしてはいかがでしょうか。
日本酒度 +2.0 酸度 1.6

ラベルを拡大

白地の紙に銀文字で「菊乃井」。純米吟醸は他の商品もあるので社内では「シルバー」
と愛称で名付けています。

水清くあずましの里

青森県の黒石市来たことがありますか?B級グルメでは「つゆ焼きそば」というものがあり平打ち太麺の焼きそばを使用してそれに麺つゆをかけて食べるというものです。場所は青森県のほぼ中心に位置しています。青森県の真ん中に八甲田山があり、日本海側は津軽地方・太平洋側は南部地方に分けられています。株式会社鳴海醸造店は津軽地方で南八甲田山の伏流水で日本酒を造っています。黒石市は水に恵まれていて市民憲章には「水清くあずましの里」という言葉が出てきます。ちなみに「あずましい」とは津軽弁で「心地よい」という意味です。

企画運営は?

株式会社Agnavi 代表の玄成秀さんが企画をしています。クラウドファンディングは、業界大手のCAMPFIREで実施しています。

CAMPFIRE https://camp-fire.jp/

あなたはどのように選びますか?

8社の蔵元があります。知っている蔵元、初めて聞く銘柄?ここの県の日本酒飲んだことがないんだよな-とか!応援したい蔵元はもちろんのこと、地域で選ぶ・蔵元の姿勢で選ぶ。味の好み・辛口/甘口など。ラベルがカッコイイ!!!でもOKです。ご自宅で楽しむのもよし、お世話になったあの方へご贈答でもいいと思います。

https://camp-fire.jp/projects/view/262501

全国送料込み・消費税込みの価格設定です。鳴海醸造店も皆様方が喜ばれるように商品の設定を致しました。宣伝の一環になればと思います。そして新型コロナウイルスが終息した折には青森県にそして黒石市に予約をして蔵見学に来てください。

さいごに

この企画にご協力いただきました皆様方大変お世話になりました。ありがとうございます。

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株式会社鳴海醸造店

杜氏兼社長 鳴海信宏

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