令和5年青森県産清酒鑑評会が9月7日(木)アップルパレス青森で行われました。本年も昨年に引き続きコロナ禍の影響で出品点数が吟醸酒の部・純米酒の部の合計が6点で行われました。
吟醸酒の部10場31点で吟醸酒の部には弘前工業研究所の2点が参考出品でだされ合計33点になりました。純米酒の部10場24点で純米酒の部には弘前工業研究所の2点が参考出品でだされ合計26点になりました。
私鳴海信宏は、技術委員長2年目の鑑評会です。また今回4年ぶりに一般のお客様も参加して表彰式並びにお披露目パーティーが約150名の参加で開催されました。
青森県産清酒鑑評会の審査会場の入口
青森県産清酒鑑評会の審査会場の入口です。審査会場はアップルパレス青森の3階「雅の間」で行われました。
審査員は朝8:30に審査室に集合して最初に青森県酒造組合副会長の西田さんから挨拶があり、その後審査員長の小倉先生から審査の説明を受けました。
今回のスケジュールは、吟醸酒の部の予審を約90分、純米酒の部の予審を約90分その後、3場を含む上位の日本酒で吟醸酒の部の決審、純米酒の部の決審という形で行ないました。
青森県産清酒鑑評会の審査員は?
青森県産清酒鑑評会の審査員は今回13名で行われました。仙台国税局鑑定官室の主任鑑定官の藤田大輔先生、岩手県工業技術センター醸造技術部の平野高広部長、青森県産業技術センター弘前工業研究所の先生3名、コンテの村中文人さん、青森県杜氏会からは上井裕文さん、青醸会からは西田陸朗さん、技術委員会のメンバーで行われました。
青森県産清酒鑑評会の審査の様子
青森県産清酒鑑評会の審査の様子です。昔はきき猪口に日本酒を注ぎ、審査員がみんな同じお猪口で口をつけて行っていましたが、新型コロナウイルスが5類となっても元の状態には戻せない状況です。今回も使い捨てのプラカップを使用して行いました。
使い捨てのプラカップの様子です。審査員13名が各々審査員の人数分のプラカップにお酒を注ぎました。蓋をしないと香りの成分が飛ぶとの弘前工業研究所の小倉先生からの考察でサランラップで覆うということになり、今回実施しました。
出品酒は銘柄が見えない状態でアルミホイルで覆われて注ぎ口にはポアラーを付けて注ぎました。
使い捨てのプラカップの様子などです。右側には出品酒がアルミホイルに覆われて暗番がネックでつるされています。
青森県産清酒鑑評会の結果
青森県産清酒鑑評会の結果です。
吟醸酒の部の青森県知事賞は、弘前市の三浦酒造(株)の豊盃が受賞しました。
純米酒の部の青森県知事賞は、黒石市の(株)鳴海醸造店の稲村屋文四郎が受賞しました。
青森県の酒造好適米のみを使用している部門の受賞は、吟醸酒の部は、弘前市の三浦酒造(株)の豊盃が受賞しました。純米酒の部は、青森市の(株)西田酒造店の田酒が受賞しました。
青森県産清酒鑑評会の鳴海醸造店の結果
吟醸酒の部では稲村屋文四郎は2点金賞(優等賞)を受賞しました。市販の日本酒は「大吟醸稲村屋文四郎」です。
純米酒の部では稲村屋文四郎は2点金賞(優等賞)を受賞しました。内1本は決審に進出して青森県知事賞受賞です。右側の金賞のネックが2個ついているのが知事賞の日本酒です。
純米酒の部知事賞受賞酒です。金賞のネックが2個ついています。決審で審査されるお酒は上位3製造場以上を含むと位置付けされています。今回の場合予審上位2点の他の第3位の酒が8点もありした。3製造場以上を含む中で決審が行われなければならず、決審10点という稀にない形で行われました。鳴海醸造店の酒は決審10点の中に2点含まれていました。決審の結果1位と2位を獲得することができました。ちなみに順位は製造場ごとの成績となり1位(優等賞1席・知事賞)は(株)鳴海醸造店の稲村屋文四郎が獲得することができました。大逆転の勝利だと思います。
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞、稲村屋文四郎の成分
青森県産清酒鑑評会で鳴海醸造店が出品した純米酒は、稲村屋文四郎の純米大吟醸です。使用米は山田錦100%です。精米歩合は40%です。使用酵母は「まほろば吟」と「まほろば醇」のブレンドです。使用種麴は「スーパーハイG」です。
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞の賞状
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞の賞状です。県知事名は宮下宗一郎さんです。
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞、杜氏の賞状です。
青森県産清酒鑑評会表彰式2023出品酒お披露目パーティー
青森県産清酒鑑評会表彰式2023出品酒お披露目パーティーの看板です。
会場前のリハーサル風景です。中央にいるのは青森県酒造組合会長の稲本さんです。小さくて見ずらいですが一番右側の女性が今回の司会中村美穂子さんです。
冒頭の青森県酒造組合会長の挨拶です。話の中で4年ぶりのパーティー開催に関して喜びの言葉を交えて、前回まではパーティーで知事賞発表までどこの蔵が受賞したのかわからない形式でしたが、今回は厳かな感じで鳴海技術委員長がやると発表しました。
青森県産清酒鑑評会表彰式2023出品酒お披露目パーティーの様子。青森県知事代理の総合販売戦略課からの挨拶の様子です。
青森県産清酒鑑評会表彰式2023出品酒お披露目パーティーの様子です。
2023青森県産清酒鑑評会表彰式、鳴海醸造店編
ここからは画像中心に青森県産清酒鑑評会表彰式の様子をご覧ください。撮影依頼者は弘前工業研究所の小倉先生と友人の横岡さんです。撮影ありがとうございました。
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞表彰式の様子
姿勢を正して受賞しました。
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞表彰式の様子
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞表彰式の様子
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞表彰式の様子
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞杜氏表彰式の様子
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞杜氏表彰式の様子
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞杜氏表彰式の様子
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞杜氏表彰式の様子
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞杜氏表彰式の様子
表彰式の様子、順不同ですが同じ場面を再現
表彰式の様子、順不同ですが同じ場面を再現しました。
表彰式の様子、順不同ですが同じ場面を再現
表彰式の様子、順不同ですが同じ場面を再現
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞受賞の動画
青森県産清酒鑑評会純米酒の部知事賞受賞の動画です。撮影者は横岡千和子さんです。PTA時代に大変お世話になった人です。
出品酒お披露目パーティーブースの様子
出品酒お披露目パーティーブースの様子です。こちらのコーナーでは県知事賞や産業技術センター理事長賞のお酒を置いていました。人気殺到であっという間に無くなったみたいです。
出品酒お披露目パーティーブースの様子です。出品酒お披露目パーティーでは鑑評会で出品した日本酒の他に市販酒41銘柄85本の日本酒が並びました。青森県産の米を区分を分けて展示しました。使用米は「華想い」「吟烏帽子」「華吹雪」「華さやか」「レイメイ」「青天の霹靂」「豊盃」が並びました。
横岡千和子さんとの2ショット写真
横岡千和子さんとの2ショット写真です。もう一つのショットもあります。
横岡千和子さんとの2ショット写真のもう一枚です。この度は青森県産清酒鑑評会表彰式2023出品酒お披露目パーティーにご参加いただきありがとうございました。今や青森県PTA連合会の会長をやるまで成長して大変素晴らしい女性です。これからもよろしくお願いします。
2023(令5)青森県産清酒鑑評会 純米酒の部 稲村屋文四郎知事賞受賞、総括
最後までご覧いただきありがとうございます。この度は青森県産清酒鑑評会表彰式2023出品酒お披露目パーティーも技術委員長として初の監督役をやらせていただき終了して一息をつく感じでした。ご協力いただきました、委員のメンバーそして酒造組合の事務局の皆様、司会をスムーズに進行して頂きました中村美穂子さん大変ありがとうございました。会も盛り上げて私なりには良い出来具合だと思いました。今回は県知事賞をなかばあきらめていましたが、日頃の行いが良いのか?ここは笑うところです。2年連続知事賞を受賞することが叶いました。(昨年令和4年は吟醸酒の部)これに甘えることなく自身の蔵の技術も高めるとともに青森県全体の底上げを担って技術委員会を盛り上げて行かなければと思っております。パーティーにご参加の皆様そしてこちらのブログをみているあなた青森県の日本酒を飲み業界全体を盛り上げていって欲しいと思います。
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創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。
青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋
株式会社鳴海醸造店
杜氏兼社長 鳴海信宏
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