令和4年青森県産清酒鑑評会が9月14日(水)アップルパレス青森で行われました。本年もコロナ禍の影響で出品点数が吟醸酒の部・純米酒の部の合計が6点で行われました。
吟醸酒の部11場33点、純米酒の部11場30点で純米酒の部には弘前工業研究所の2点が参考出品でだされ合計32点になりました。
私事鳴海信宏は、今年技術委員から技術委員長になりました。「長」が付くと責任が重いですね。頑張っていきますよ。
青森県産清酒鑑評会の審査会場の入口
青森県産清酒鑑評会の審査会場の入口の看板です。審査会場はアップルパレスの3階「雅の間」で行われました。
審査員は朝8:30に審査室に集合して最初に青森県酒造組合副会長の西田さんから挨拶があり、その後審査員長の小倉先生から審査の説明を受けました。
今回のスケジュールは、吟醸酒の部の予審を約90分、純米酒の部の予審を約90分その後、3場を含む上位の日本酒で吟醸酒の部の決審、純米酒の部の決審という形で行われました。
青森県産清酒鑑評会の審査員は?
青森県産清酒鑑評会の審査員は今回12名で行われました。仙台国税局鑑定官室の武藤彰宣室長、福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの主任研究員の高橋亮さん、青森県産業技術センター弘前工業研究所の先生、コンテの村中文人さん、青森県杜氏会、青醸会、技術委員会のメンバーで行われました。
オブザーバーとして弘前工業研究所から長谷川さんが参加しました。来年の春の鑑評会からは正式な審査になる予定です。
青森県清酒鑑評会の結果
青森県清酒鑑評会の結果になります。吟醸酒の部青森県知事賞(優等賞第1席)株式会社鳴海醸造店の稲村屋文四郎が受賞しました。3年ぶりの青森県知事賞になります。
純米酒の部は、八戸酒類(株)五戸工場の如空が青森県知事賞(優等賞第1席)です。
今年は県知事賞に次ぐ優等賞第2席は、弘前工業研究所創立100周年を記念して賞状と盾が授与されることになっております。
令和4年青森県産清酒鑑評会の受賞銘柄になります。広報委員長の駒井さんが撮影してくれました。
鳴海醸造店の優等賞の日本酒画像
鳴海醸造店の吟醸酒の部の画像になります。3点出品して3点とも優等賞です。おや真ん中の瓶だけに金賞の札が2ケついていますね。
これはですよ。知事賞という意味になります。せっかくなので拡大してみましょうね。
大吟醸稲村屋文四郎知事賞の日本酒になります。一般公開の時に初めて知事賞だと気がつきました。まさかまさかの嬉しい賞「知事賞」になります。
鳴海醸造店の純米酒の部の画像になります。3点中金賞1点、銀賞1点、入賞しなかった日本酒は「華想い」で県産米部門で産業技術センター理事長を狙った出品になります。
まだ、私的には腕をあげていかなければならないと思いました。
青森県産清酒鑑評会の表彰式
青森県産清酒鑑評会の表彰式の様子を紹介します。今回青醸会に司会をお願いしましたが都合により2人に断られ私がやることにしました。
挨拶の中で「不慣れです」と紹介しましたが、実際不慣れでした。来年は適任者にお願いしたいと思っております。
さて、表彰式ですが初めに主催者を代表して青森県酒造組合会長稲本さんより挨拶がありました。
稲本会長の挨拶です。流石は場慣れして貫禄があります。
写真は八戸酒造株式会社の駒井 秀介さんから頂戴しました。
私は右側に写っていました。
次に審査員長の弘前工業研究所主任研究員小倉先生より今回の鑑評会についての総評がありました。
弘前工業研究所主任研究員小倉先生の総括です。
青森県産清酒鑑評会の吟醸の部の表彰
知事賞の表彰は、青森県農林水産部総合販売戦略課から授与されました。
吟醸酒の部知事賞受賞の様子
吟醸酒の部知事賞受賞の様子
吟醸酒の部知事賞受賞の様子
吟醸酒の部知事賞受賞の様子
青森県産清酒鑑評会の表彰式での一言
それぞれの受賞が終わった後、県知事賞受賞蔵の一言がありました。覚えている範囲でブログに明記させていただきます。
今回まさか受賞できるとは思っていませんでした。挨拶は特に考えていませんで申し訳ございません。表彰式の司会と受賞を一緒にやって忙しかったです。
今回の県知事賞は、蔵人をはじめ社員も大変喜んでいると思います。また、これからの酒造りの励みとなります。
この良質の酒を造る技術を市販酒にも大いに取り入れ頑張っていきたいと思います。
吟醸酒の部知事賞受賞の挨拶の様子です。何かジェスチャーをしているのでしょうか?私には記憶にありません。誠に光栄な賞を受賞させていただき青森県全体の酒造技術の向上をはかり邁進していきたいと思います。
青森県産清酒鑑評会の審査会場の様子
青森県産清酒鑑評会の審査会場の様子になります。皆さん白衣を着て、マスクを着用しています。また会場に入る前は手指消毒を行ってきています。
テーブル席には、それぞれプラカップや吐き(きき酒した後、酒を捨てる容器)、キッチンペーパー、ウエットティッシュ、プラカップに番号を付けるためのシール及びマジックなどがあります。
審査員席の様子になります。私の席で番号は「8」番になります。私の前は西田酒造店の安達杜氏審査員になります。「7」ですね。背もたれに審査員番号がふっていてわかるように明記させています。
中央のトレイの中に6つに仕切られている小さいトレイがありますね。これにプラカップを6こ入れます。春の新酒鑑評会ではこの仕切られているものが2こあったので大変重宝しました。今回は審査員が多かったので不足しました。
次回は2こで対応したいと思います。
吟醸酒用のケースになります。12本入りのコンテナになります。青森県酒造組合で春に用意しました。500mlのアール瓶には銘柄がわからないようにアルミホイルで覆っています。先には瓶の底まで届くスポイトが刺してあります。
コンテナの箱は、日本酒の液漏れがあり、放置するとカビるので今回からは終了後、水で洗うことにしました。
純米酒の部ものせておきます。こちらも6本単位です。
青森県産清酒鑑評会の総括
冒頭でもお話ししましたが、青森県酒造組合の技術委員長を任命しましてはじめの鑑評会を経験させていただきました。進行も不慣れで前任の河合さんには大変お世話になりました。また技術委員のメンバーは変わりませんが皆さんにはお力添えいただいたおかげで無事に終了することが叶いました。
知事賞を受賞した蔵はみんなに奢るとか奢らないとか。まだまだ鳴海醸造店は貧乏蔵の一部でした。景気よく大盤振る舞いとまではいきませんでしたが、ちょうど良い割り勘部分の頭が出たところくらいはお支払いさせていただきました。
表彰式では、仕事の一部なのでまだまだ気が休めませんでしたが、2次回でみんなで行った時は大いに笑いましたね。楽しい会でした。
桃川の小泉義雄杜氏が引退されたお話しを聞きましたが、非常に残念なことです。技術委員長も経験され永年青森県酒造組合を代表する良質な日本酒を造り、様々な賞を受賞したことが鮮明に記憶に残っています。
青森県杜氏会で小泉義雄さんを送る会が企画されるみたいですが、私もぜひ参加したいと思います。
次は、東北清酒鑑評会があります。私は予審の審査員で今回参加させていただきます。青森県の日本酒の優等賞の割合が多いことを祈念します。
最後までご拝読ありがとうございました。
写真を提供して頂きました。八戸酒造株式会社の駒井専務ありがとうございました。
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創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。
青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋
株式会社鳴海醸造店
杜氏兼社長 鳴海信宏
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