ブログ

2022(令4)稲村屋 ひやおろし生原酒 2種類発売中

2022(令4)稲村屋シリーズ秋の限定商品は、稲村屋純米生原酒ひやおろしと稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしの発売になります。
稲村屋純米生原酒ひやおろしは、1,800mlと720mlの大きさがありますが、稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしは本年は720mlのみの販売となります。
今年の日本酒の規格や私が考えるコメントをブログにしましたので日本酒を飲みながらでもよろしいのでご覧ください。
ブログの構成は、最初に純米生原酒、次に純米大吟醸生原酒の順でご説明いたします。

「ひやおろし」とは何ですか?

秋になると「ひやおろし」とか「秋あがり」という日本酒のラベルを見かけることが多くなると思います。日本酒は、上槽(じょうそう)といって”醪(もろみ)”を搾った後、一般的に澱引き(おりびき)を行い、濾過をして火入れ(加熱殺菌)を行います。昔はホウロウタンクなどで加熱殺菌をしたものを受けます。タンクで暑い夏を越して秋の兆しがみえた頃に日本酒が調和されて”カド”が取れてまろやか風味になるということです。
タンクに貯蔵された日本酒は通常瓶に詰める時、再度加熱殺菌をされて瓶詰めされます。ちなみに加熱殺菌の温度は65℃以上が一般的になります。
ひやおろしは、一回タンクで加熱殺菌されたものを瓶詰め時に生詰め(なまつめ)といって加熱殺菌されない状態で瓶に詰められるものになります。
瓶詰め時に加熱殺菌されることは、空気との接触が少なくなり日本酒の長期保存が可能となります。ただし日本酒は、光をあてないこと・なるべく温度が一定の場所に置くこと・可能であれば冷蔵庫保存。王冠を開けたらなるべく早めに飲んで頂きたいと思います。
同じ日本酒でも新酒の時期のフレッシュさを楽しむのもよろしいですし、まろやかになったものを愉しむのもよろしいと思います。

稲村屋ひやおろしの特徴、共通点

鳴海醸造店のひやおろしは、春(2月)に搾ったお酒をマイナス5℃の冷蔵庫で約半年熟成させたものになります。稲村屋のひやおろしは全く火入れしない生の日本酒になっております。これって「ひやおろし?」的な部分もありますが、菊乃井ひやおろし時代から鳴海醸造店ではこの形を取っています。
よく、マイナス5℃で日本酒が凍らないのかとの質問を受けますが、凍ることはありません。仕込水をこの冷蔵庫に入れると凍って瓶が破損します。
日本酒にはアルコール分が含まれていたり米由来の糖分などが含まれているので凍らないと思います。間違っていたら指摘してくださいね。

稲村屋純米生原酒ひやおろしのコメント

稲村屋純米生原酒ひやおろしのコメントです。私が考えました。
香りは熟成した穏やかな心地よい香りです。味わいは辛さの中にも旨味が凝縮されています。酸味と苦味も程よく秋の涼しさに飲みたくなる逸品になります。

稲村屋純米生原酒ひやおろし720mlの画像

稲村屋純米生原酒ひやおろし720mlの画像になります。鳴海醸造店の冷蔵庫のドアを開けて撮影しました。ヒンヤリしているのが伝わりましたか?
グリーンを基調としたラベルが純米のひやおろしになります。

稲村屋純米生原酒ひやおろしのペアリング

稲村屋純米生原酒ひやおろしと相性の良いこの時期おすすめの料理です。
きのこの南蛮漬けなんかよろしいと思います。旬のきのこを買ってきてオリジナルの南蛮漬けを作成するのもよろしいと思います。
秋刀魚の塩焼きですが、今年も秋刀魚は高いみたいですね。庶民の魚から高級魚に変わったみたいです。秋刀魚は、ぷっくらと太って脂がのったものがうまいですよね。購入できればぜひペアリングしてみてください。
旬の「たらたま」ですが皆さんご存知でしょうか?津軽地区の郷土料理とでも言いますかね。”たら”は魚の”鱈”になります。鱈の乾きものですね。”たま”は卵のたまになります。先日もあるテレビ番組で紹介されていましたね。まず生卵を皿に入れてよく溶きます。それに醤油を入れてかき混ぜます。鱈の乾きものを手で引きちぎり、生卵に付けて食します。鱈の乾きものは「パサパサ」しているので生卵と絡み合って相性抜群です。
他にも相性が良い料理がありましたらお知らせくださいね。

稲村屋純米生原酒ひやおろしの商品規格

稲村屋純米生原酒ひやおろしの商品規格になります。日本酒度は、+11.5になります。表示的には”超辛口”になりますが、鳴海醸造店の日本酒は南八甲田山の伏流水の軟水を使用しているのか日本酒度の数値が辛くてもそこまで辛くないのです。不思議でしょう。
アルコール度は、ラベル表示18.5度になります。実際は18.9度ともう少し高いです。0.4度高いからといって聞き分けできる人はプロのきき酒師になれますよ。
酸度は1.5で標準的な数値だと思います。
アミノ酸は1.35でこちらも標準的な数値です。
使用米は青森県が誇る「華吹雪」になります。「華吹雪」100%使用しています。
精米歩合は、60%です。
酵母は、青森県産の「まほろば華」を単独で使用しています。「まほろば華」は青森県の酵母の中では発酵力が旺盛なタイプになります。

稲村屋純米生原酒ひやおろしの販売本数は?

稲村屋純米生原酒ひやおろしの販売本数は、限定品になりますので1800mlで約300本、720mlで700本になります。無くなり次第終了となります。

稲村屋純米生原酒ひやおろしの価格は?

稲村屋純米生原酒ひやおろしの価格は?誠に申し訳ございません。昨年度より値上げさせて頂いております。資材全般的に価格の高騰があり、やむを得ない状態となりました。
ご理解お願い致します。
1800mlが3,500円(税込)
720mlが1,800円(税込)

稲村屋純米生原酒ひやおろしの発売日は?

発売日 令和4年9月9日(金)より
稲村屋特約店のみで販売しております。

稲村屋純米生原酒ひやおろしの記事広告

稲村屋純米生原酒ひやおろしの記事広告は、青森県内の新聞社に掲載されます。
東奥日報社は、令和4年9月9日(金)掲載予定
陸奥新報社は、令和4年9月9日(金)掲載予定
津軽新報社は、令和4年9月9日(金)掲載予定

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしのコメント

稲村屋純米大吟醸生原酒のコメントです。私が考えました。
香りは熟成した甘みのある果実の香りです。味わいは甘みの中にも程よい酸味が調和され口の中で踊りだすようなイメージです。

稲村屋純米大吟醸ひやおろし720mlの画像

稲村屋純米大吟醸ひやおろし720mlの画像です。こちらも鳴海醸造店の冷蔵庫のドアを開けて撮影したものです。オレンジ色のひやおろしが純米大吟醸になります。

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろし、この時期おすすめの料理

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしに合うこの時期おすすめの料理は、きのこのクリームパスタなんかよろしいと思います。また、サツマイモを蒸して甘い餡をかけるのもよろしいと思います。デザートであれば栗をふんだんに使用したモンブランケーキなんかも面白そうです。ちなみに私は甘いお菓子と日本酒をペアリングするのも全然よろしいと思います。皆様のご意見もお待ちしておりますね。

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしの規格

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしの日本酒度は、-1.5になります。マイナスということは、やや甘め傾向ですね。甘いといっても米由来の甘さですから、べたつきはしませんよ。鳴海醸造店でも昔は三増酒(三倍醸造酒)を造っていました。名前の通り普通の純米酒が3倍に増えるマジック技法になります。のちに二増酒となり今現在も多くのメーカーでは醸造していると思います。鳴海醸造店では現在「糖類」使用の日本酒は造っていません。
アルコール度は、17.5度ですね。標準的だと思います。実際のアルコール分は17度ジャストです。アルコール度17.5度のラベル表示の場合、アルコール16.5度以上18.5度未満の日本酒がその表示を受けれます。
酸度は、1.7で若干高めですが、甘みとのバランスでちょうどよろしいと思います。
アミノ酸は、1.2で標準的です。
使用米は、青森県が誇る「華想い」100%使用です。「華想い」は平成12年頃から使用されている青森県の吟醸用に開発された酒造好適米になります。
精米歩合は、50%で純米大吟醸になります。
酵母は、青森県産の「まほろば吟」と「まほろば醇」のブレンドで、2年連続全国新酒鑑評会で出品されている「大吟醸稲村屋文四郎」と同じ配合になります。

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしの詰め本数は?

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしは、限定品になります。
今年は720mlのみの販売で約300本になります。

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしの価格は?

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしの価格は、720mlで2,400円(税込)になります。
こちらも資材全般の値上げで値上げせざるを得ない状態となりました。
ご了承ください。

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしの発売日は?

稲村屋純米大吟醸生原酒ひやおろしの発売日は、令和4年9月9日(金)より
稲村屋特約店のみで販売しております。

 

創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。

青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋

株式会社鳴海醸造店

杜氏兼社長 鳴海信宏

Facebookページのフォローもよろしくお願いします。
https://www.facebook.com/narumijozoten/