シリーズ化している魅力シリーズです。菊乃井(きくのい)純米吟醸かすみにごり酒の魅力について語ってみましょう。菊乃井かすみにごり酒は、薄っすらと濁りの成分が入っています。1800mlで100mlで720mlで50mlおおよそですが、網こしした濁りの成分が入っています。日本酒は「こす」工程が無ければ、「雑酒」になります。「雑酒」になれば酒税も高くなりますし、ラベルに書かれた「品目」の相違が出てきます。できれば少しでも安い値段の方がいいですよね。さて、前置きはこのくらいにして、皆様方の知りたいかすみにごり酒を勝手に掲載させていただきます。成分に関しては下記から最新の情報を得てください。
菊乃井 https://narumijozoten.com/kikunoi/
菊乃井純米吟醸かすみにごり酒令和4年の成分
菊乃井純米吟醸かすみにごり酒の令和4年(令和3BY)の成分ですが、日本酒度が+5.5と今年は辛口傾向になりました。発酵経過や搾るタイミングによって毎年変化します。一定の味に出来れば良いのですが、それも小さい酒蔵ならではの楽しみだと思っております。搾った後、槽(ふね)から直接汲み取る、直汲み(じかぐみ)という形で瓶詰めしましたので二酸化炭素のガス成分がお酒に残っていると思います。アルコール度は18.1とこちらもやや高めになっております。また酸度は1.65で平年並み、アミノ酸は、0.95とやや低めになっております。
菊乃井(きくのい)とは?
創業文化3年(1806)青森県黒石市の中で最も古い歴史を有している。代表銘柄は、菊乃井」「稲村屋文四郎」「稲村屋」として多く知られる。「菊乃井」の名の由来は、二代目文四郎が菊の花を愛し、この芳香を酒に取り入れれば酒の楽しみもまた、一段と増し御得意先にも喜ばれるよう吟醸の搾りの際、槽口に菊の枝を置いて成功したことから始まる。昭和34年12月26日に現在の株式会社を設立。平成10年には、黒石市の文化財として指定。平成17年には、伝統的建造物群の町並みが指定されました。私がまだ学生だった時代は、「きぐのい」と津軽弁ではないが訛りが入って「く」ではなく「ぐ」と発音するのが「つうな人」でした。当時は「きぐのいの2級酒」「まーんずめーなー」と晩酌には2級酒が定番だった頃が懐かしい。「まーんず めーなー」を標準語に直すと「すごく おいしいです」と略されます。
菊乃井 https://narumijozoten.com/kikunoi/
純米吟醸とは?
日本酒で原材料が米・米こうじのみを使用して、60%以下の精米歩合で香味・色沢が良好なものと定義されています。50%以下の精米歩合は純米大吟醸とも表示できます。菊乃井の場合は純米大吟醸でも良いのですが、純米吟醸の表示になります。
かすみにごりとは?
かすみにごりとは、微か(かすか)に濁ったお酒を意味します。日本酒の工程の中で濾す(こす)作業があります。もろみを濾さないと日本酒にはなりません。濾さないと酒類的には「雑酒」になり酒税が高くなり「清酒」や「日本酒」で販売できなくなります。目の細かいもので搾ると濁り成分は残りません。目の粗い布で搾ったものを瓶に入れ澄んだ日本酒を直に汲んでとったものです。
かすみにごりのキャッチフレーズ
うっすらともろみのにごり成分が含まれたお酒です。搾ったままのお酒を直接瓶詰めされているので出来立ての美味しさが楽しめます。
菊乃井かすみにごり酒、ラベル・デザインを拝見
菊乃井純米吟醸かすみにごり酒の画像になります。詳しく見えませんが、1800mlと720ml共に王冠は、ガスが抜けるな特殊なものを使用しております。にごり成分が入っていますので万が一発酵して二酸化炭素が出てもちょうど良いくらいにガスを排出してくれます。瓶の色です。1800mlは、グリーン瓶に入っていて、720mlはブルーのフロスト瓶に入っています。1800mlのグリーン瓶は、リユースに適した瓶になります。720mlのブルーのフロスト瓶は瓶にコストがかかっています。発売当初この形にしたので定着して当面この形でいくと思います。さて、ラベルを拡大してみましょう。
菊乃井がデカデカとのっています。右のイラストは樽と働く蔵人がのっています。櫂入れをおこなっている画像です。ラベルは冷蔵庫に入れても良いように防水加工がなされています。ちなみに裏貼りは手づくりなので普通の紙を使用しております。
菊乃井かすみにごり酒、グラスに注いだら
まず瓶を振って底にあるにごり成分を全体になじませます。にごりの成分に酵母が含まれるのかややシュワシュワしています。蛇の目猪口は藍色の丸の部分と白色の部分を見て日本酒のテリや色を観るものです。
真っ白ではありませんが、にごり成分があります。あまりドロドロするよりも飲みやすいにごり具合です。
菊乃井純米吟醸かすみにごり酒、飲んだ感想?
常温10℃で飲みました。香りは新酒の香りと甘い香り、透き通った香りがします。飲みたいという意欲の沸く香り?あくまで個人的な感想ですのでご参考までにしてくださいね。程よい酸味と甘みのバランスが優れた日本酒です。甘みの中にも酸味と旨みが凝縮されたインパクトがたまらなく好きです。以前日本酒のイベントでもいろんな人に試飲して頂いていますが、若い女性にも非常に人気だったことをふと思い出しました。新型コロナウイルスの影響がなければ桜の花と一緒にとアピール出来たのですが、致し方ないですね!ごくごく飲む日本酒ではないです。少しずつ口に入れて味わって飲んで頂きたいです。
菊乃井純米吟醸かすみにごり酒の相性のよい料理は、スモークチーズなど
私はスモークチーズと一緒に頂きました。相性は抜群に良かったと思います。日本酒の甘み・酸味が合ったのだと思います。たくあんも試してみましたがあまり相性は良くなかったです。妻と一緒に少量の晩酌をしましたが、洋食に合うのではないかと意見が一致しました。私個人の意見ですが、デミグラスソースのハンバーグとかトマトソースのパスタなどに合いそうです。ピザもいいですね。家族の中でちょっとしたパーティーを開くのもいいですね。
菊乃井純米吟醸かすみにごり酒は、飲み頃温度5℃~10℃
あくまで提案ですのでご自由です。各々の感性にお任せ致します。雪冷え 5℃ ギリギリと冷えた感じはたくさん飲める温度帯です。飲み過ぎには注意です。やわらぎ水(チェイサー)と一緒に楽しんでください。花冷え 10℃ 日本酒の香りや味わいが楽しめる温度帯です。ぬる燗 40℃ 上燗 45℃ 生酒だからといって燗をしてはいけませんではないと思います。独特な風味と冷とは違う味わいをお楽しみください。
飲食店様の面白いコメント
今日の湯島の酒は黒石市、鳴海醸造店から「菊乃井 純米吟醸 かすみにごり 31by」この酒、衝撃でした。たまげました。去年の開けたても酸味と旨味のバランスがとても良く、不動のレギュラーではあったのですが、一年寝たその味はそれともまた全く別タイプの衝撃です。飲んだ瞬間まず、「あ、これはヤバイ酒だ」と確信。ココナッツのような濃厚すぎる旨味が広がり、その余韻も半端なく長いです。かと言ってイロモノ的では決して無く、確かな鳴海さんの味の骨格がしっかりと感じられます。「どうすれば米でこんなの出来るの?笑」思わず笑いがこみ上げてきました。すぐさまもちろん燗しました。90度のお湯につけて、55度手前まで上げます。そこで今お客様の間でも好評頂いてる、お猪口のフチに抹茶を塗り、その飲み口で飲んで頂く「抹茶燗」これを試して、店の人間と飲むと思わず爆笑!抹茶ラテです。危険すぎる抹茶ラテ。昨晩のことなのですが、改めて日本酒の面白さを再確認しました。おもしろすぎる!笑こんな酒を造って頂いた鳴海さんには脱帽です。この味はあおもり湯島でホントにお確かめ下さい。湯島のお酒あたため係タイセイちゃんでした。東京都文京区湯島の「あおもり湯島」さんのコメントを承諾頂きまして、掲載させて頂きました。蔦林直樹様、大成様ありがとうございました。
あおもり湯島様 https://akr2995903603.owst.jp/
菊乃井かすみにごり酒、販売店は?
稲村屋特約店にお問い合わせください。蔵元のお問合せ先 株式会社鳴海醸造店 電話 0172-52-3321(8:00~17:00)通販でも販売している店はあると思います。検索してみてください。「菊乃井かすみにごり」
https://furusatobin.jp/kikunoi/index.html
最後に一言
最後まで拝読頂きまして誠にありがとうございます。これからご支援・ご協力をお願い致します。
創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。
青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋
株式会社鳴海醸造店
杜氏兼社長 鳴海信宏
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