「純米大吟醸こみせ」の商品紹介、純米大吟醸こみせは720mlのみの商品となっております。カートン入りでお土産にも最適です。平成5年4月私が鳴海醸造店に入社した時は、「純米酒こみせ」というのが商品にありました。昔は900mlの特殊瓶に詰められていて1800ml(1升)の半分が900mlなので商売繫盛にちなみ半升が900mlなので繫盛ボトル(はんじょうぼとる)として 純米酒こみせとねぷた絵の商品がありました。900mlは主流でないため720mlに変更になっていました。酒類問屋でも扱いがほとんど無く、カートンや特殊瓶の在庫がなくなったら新しいラベルで純米酒を発売しようと考えていました。この商品が今の菊乃井特別純米酒になります。こみせを冠した商品が無くなるのは寂しいので当時青森県鰺ヶ沢町で商品化していた「白神のしずく」のような商品が鳴海醸造店にも欲しいと商品を立ち上げました。最初は精米歩合50%で造っていたのですが、当時は吟醸用のタンクが限られた本数しかなく温度管理がうまく行かずに、納得のいく日本酒が出来ず現在の精米歩合40%で現在に至っています。
黒石にお越しの際には鳴海醸造店にもお立ち寄りください。「菊乃井」の地酒他たくさんの商品を揃えています。
「純米大吟醸こみせ」魅力
「純米大吟醸こみせ」は、令和7年6月20日に青森県の清酒が国税庁長官から地理的表示【GI青森】の指定を受けました。令和7年7月22日にGI青森第一回官能検査会が行われ「純米大吟醸こみせ」も見事合格しています。今現在はカートンにGI青森のシールを貼っています。青森県南津軽郡大鰐町に「界 津軽」というホテルがあります。そちらのホテルで「純米大吟醸こみせ」の商品を提供しているのです。私は直接は行ったことがないのですが飲み比べがあり、お客様がこの商品が美味しいと自動車で約30分かけて鳴海醸造店の店舗まで買いに来てくれる人をたくさん見てきました。お客様に気に入ってもらえる商品なのです。
「こみせ」について
「こみせ」の名前は鳴海醸造店の前にもある「こみせ」を用いています。「こみせ」とは藩政時代に当時の藩主が夏は日差しや雨を遮り、冬は雪が降っても歩けるアーケードの歩道を推進しました。その部分には税金をかけないとのことでした。
純米大吟醸こみせ
日本酒度は±0~-4を目標としています。やや甘めになっております。アルコール度は16度を目標に設定しています。
*ラベル16度の表示は、アルコール度15度以上16度未満の日本酒に使用できます。
「純米大吟醸こみせ」の米は、青森県産酒造好適米の「華想い」を100%使用しております。瓶詰め時に1回のみ火入れを行って―5℃の冷蔵庫で保管しております。マイナスの冷蔵庫で凍らないのとお思いの方も多いと思いますが凍りません。ちなみに瓶に仕込水を入れてやると凍り、瓶が割れた経験があります。
純米大吟醸こみせの外観

純米大吟醸こみせ商品の外観
純米大吟醸こみせの瓶の色が白フロスト瓶に戻りました。ルリ色より白の方が良い。白にしてくれないかとの意見が多数あり、今回の判断になりました。ラベルには鳴海醸造店のこみせの絵が明記されています。こみせとは、雨や雪を遮るひさしになります。夏は強い日差しを遮ってくれ藩政時代から続く「こみせ通り」の町並みを演出してくれます。
純米大吟醸こみせの味わい
青森県の酵母「まほろば吟」と「まほろば華」のブレンドで仕込まれております。香りはフルーティーで上品な香りです。味わいもコクがあり旨みのある日本酒になります。冷蔵庫で5℃~10℃で冷やしてお召し上がりください。
創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。
青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋
株式会社鳴海醸造店
杜氏兼社長 鳴海信宏
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