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2018 お酒を搾る機械のお話

弊社の酒造り期間は11月中旬より準備を始め12月~3月が最盛期、そして4月中旬にかけて器具の洗浄・後片付けが行われます。冬場の最盛期には地元のりんご農家・左官屋・大工など冬期間仕事が少ない人を6~7名ほど雇っており年間の正社員と共に酒造りを行っています。

よく聞かれますが、「酒を造っていない時は何をしているの?」

酒造時期以外は人手も少なくなり、お酒の濾過・空瓶洗い・瓶詰め・ラベル貼りなど仕事はたくさんあります。それに加えて酒造りに関するメンテナンスも行っております。

今回はお酒を搾る機械を紹介させて頂きます。弊社にある機械は薮田というメーカーのもので昭和50年10月に購入致しました。年齢でいくと42歳で働き盛りです。

この度ペンキを塗り再生致しました。

お酒を搾る機械薮田、空間の部分に版が70枚入る形になり未完成の状態です。今回はペンキを塗りました。

左側は油圧で右側のぶら下がっているホースは空気を送りこむものです。実際使用するときは組み立てて使用します。

薮田の版に袋をかぶせて使用する。鉄板状の版とゴム状の版が交互に重なり合い、これに「もろみ」を入れて徐々に空気圧で搾っていきます。

もろみ(米・米こうじ・水で酵母により発酵してアルコールが出て搾れる前の状態)

濾す作業がないと日本酒になりません。搾ることにより日本酒と酒粕に分けられます。

 

2018 押粕(練粕)のお話

創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。

青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋

株式会社鳴海醸造店

杜氏兼社長 鳴海信宏