2023年6月20日(火)~21日(水)の青森県杜氏会研修旅行in秋田に私も参加させていただきました。参加人数は13名です。蔵見学は「稲とアガベ株式会社」と「山本酒造店」です。写真を中心にご紹介させていただきます。
青森県杜氏会研修旅行in秋田集合場所
青森県杜氏会研修旅行in秋田集合場所は、JR「二ツ井駅」でした。特急つがる2号に乗り10:42に到着しました。私の日頃の行いがよいのか青天です。レンタカーと尾崎酒造の大ちゃんの車に分かれて向かうは昼食会場です。
青森県杜氏会研修旅行in秋田、1日目昼食
居酒屋秀での昼食です。人気店なのか12時前でもたくさんの行列でした。そして駐車場もたくさんの車でした。
三色海鮮丼です。うまかったよ。
「稲とアガベ株式会社」到着
「稲とアガベ株式会社」到着です。
「稲とアガベ株式会社」の建物です。JR男鹿のすぐ隣です。
「稲とアガベ株式会社」のシンボルマークを撮影。
男鹿と言えば「なまはげ」です。記念写真を撮影してもらいました。
「稲とアガベ株式会社」見学
「稲とアガベ株式会社」さんの見学の様子です。
中央に写っている人が代表取締役社長の岡住修兵さんです。後ろのタンクは仕込みタンクです。
右側の人は外国人の人でした。中央に写っているのが佐瀬式の搾り機です。これから搾るそうです。
ステンレスの麹室です。黄麹菌の他に白麴菌も使用しているとのことですが拭き掃除をすることで問題はないとの説明をしてくれました。
瓶詰めの機械です。「びん太」です。奥にももう一台あります。
ボイラーの配管からお湯を作成いる様子です。
もろみの様子です。クラフト酒なので米と米麹の他に原料にホップを入れたり、りんごジュースを入れたり、イチジクを入れたりと自由にできるので味の調整がしやすいと思いました。また、小仕込みなので理想の蔵だと思いました。
SFフィルターの画像です。鳴海醸造店では1段のフィルターですが2段です。
稲とアガベの販売店
稲とアガベの販売店の画像です。廃棄される可能性のあるものを宝物に変える食品加工場です。まちの活性化に力を入れていて素晴らしいと思います。
SANABURI FACTORYです。稲とアガベの商品や酒粕を使用したマヨネーズなどを販売しています。発酵マヨで日本の未来を作ると提言しています。
SANABURI FACTORY(サナブリファクトリー)の案内看板
代表取締役社長の岡住修兵さんです。パソコンを使用して画像で説明してくれました。稲とアガベですが、岡住さんの妻がテキーラが大好きなようでテキーラの原料リュウゼツラン属の「アガベ」から名前を取り入れたそうです。岡住さんは北九州市出身ですが新政を飲んで感動して2014年に新政酒造で働き酒造りを始めました。また酒の原料の米作りにも興味を持ち、大潟村で米作りも経験しました。2021年3月に稲とアガベ株式会社を創業しました。クラフトサケブリュワリー協会を立ち上げるなどクラフトサケの新たなジャングルを確立されました。お酒は地域メディアをいう発想で町づくりにも力を入れています。完全予約制のレストラン「土と風」のプロデュースなど手掛けて素晴らしい人だと尊敬します。
滝の頭湧水見学
滝の頭湧水は、「たきのかしらゆうすい」と読みます。男鹿市の水道水はこちらから取り入れています。稲とアガベ株式会社の仕込み水もこちらの水を使用しています。
滝の頭湧水の入口付近の駐車場の様子です。奥に噴水があります。
滝の頭湧水の様子です。いたるところから湧水が出ています。
自然を感じる風景です。
滝の頭湧水の様子です。ため池みたいな感じです。きれいな色をしていました。
寒風山展望台の見学
寒風山(かんぷうざん)展望台の見学です。写真で見るよりも実物の方がもっと素晴らしいです。
寒風山展望台から眺める景色です。
寒風山展望台から眺める景色です。パラグライダーも飛んでいます。パラグライダーのアップもあります。
パラグライダーのアップ画像です。気持ちよいと思います。
青森県杜氏会研修旅行in秋田、懇親会場
青森県杜氏会研修旅行in秋田の懇親会場は、酒丸別亭です。貸切でした。酒丸は他にも店舗があるようです。
酒丸別亭の料理です。
懇親会の〆の様子です。青森県杜氏会の副会長の安達さんから挨拶がありました。
〆の挨拶が終わった様子。交流の場は必要です。青森県杜氏会の製造技術向上に必ず役立つことだと思います。
秋田駅の様子です。
青森県杜氏会研修旅行2日目山本酒造店さん見学
青森県杜氏会研修旅行の2日目はの見学です。まず最初に2023年の3月にオープンしたばかりの山本酒造店さんの実験室「LABO and CAFE YAMAMOTO」を見学させていただきました。当日は定休日でしたが特別なお計らいで見学することが叶いました。ありがとうございます。
「LABO and CAFE YAMAMOTO」では小仕込みで日本酒を造っていて、それをステンレスボトルを購入していただき日本酒を600ml量り売りするという素晴らしいアイデアで日本酒を販売しています。
LABO and CAFE YAMAMOTOの店内の様子です。真剣に話を聞いている同志の仲間です。左側手前が代表取締役社長の山本友文さんです。
LABO and CAFE YAMAMOTOのアイスコーヒーとマカロンです。ご馳走になりました。マカロンは、酒粕を利用して作られたものです。有名な外国の会社に製造してもらったみたいです。
LABO and CAFE YAMAMOTOの説明をする山本社長です。カフェのこだわりをお話していただきました。事業再構築補助金を利用しての活躍です。日本酒蔵らしくないカフェに日本酒の要素をさりげなく取り入れているのが素晴らしいです。テーブルや椅子にもこだわりがあり、テーブルの上は十和田石を取り入れてたりとテーブル1台と椅子4脚でなんと150万くらいだそうです。会社のホームページでも販売しているそうなので欲しい方はお問い合わせしてみてください。
LABO and CAFE YAMAMOTOのこだわりの一室です。子供連れの家族にはこういった部屋もあります。
LABO and CAFE YAMAMOTOのこだわりのトイレです。手洗いの受けが地元の木材を使用して作られています。
隠し部屋プライベートキッチンも見せていただきました。憧れです。
米を蒸すセイロです。1つのセイロで白米約7kgを蒸すそうです。
小仕込みの木桶仕込みです。昔はどこの蔵も木桶で仕込んでいましたが、今は逆に貴重な仕込みとなりました。
LABO and CAFE YAMAMOTOのマカロン。マカロンだけ買いに来るお客様も多いようです。また、店舗は秋田県初のキャッシュレスのみの決済だそうです。
山本酒造店の倉庫
山本酒造店の倉庫です。手前には農機具があり田植え以外の田起こしなどの作業は社長自らも手掛けているそうです。奥は日本酒を貯蔵する冷蔵庫です。
山本酒造店の外観
山本酒造店の外観です。
山本酒造店の工場見学
木製の甑(こしき)の内面です。木製の甑は珍しいです。これにもこだわりがあります。
放冷機です。蒸した米を冷ますものです。
山本酒造店の様子です。甑から下を眺めた画像です。
オゾン殺菌装置です。オゾンの力で殺菌します。木桶の殺菌にも使用しているそうです。
山本酒造店の麹室手前の様子。
山本酒造店の麹室の内面です。元々仕込み蔵だった部分の土壁が老朽化して隣に新設の仕込み蔵を作り、その空いた場所に麴室を作ったそうです。建物を新設するだけの体力があり羨ましいです。蔵を訪れるのは今回で3回目ですが日々進化している山本酒造店の姿を見れて大変刺激を受けました。私も長い目で目標を立てて頑張りたいと思います。
山本酒造店の出麹室(でこうじしつ)です。
出麴をさらす台だと思います。
蒸留装置です。山本酒造店では粕取り焼酎の装置があります。ジンなどの蒸留酒も扱っています。
蒸留用の酒粕です。
瓶洗いの様子だと思います。
薮田の搾り機です。年間を通して搾れるように冷蔵設備の中にあります。
山本酒造店の仕込み蔵です。
山本酒造店の仕込み蔵です。縦に長い特注のステンレスのタンクです。留仕込みのみ櫂入れをして、一定の場所を冷却することによりもろみの自然対流に任せるみたいです。
仕込みタンクの制御盤です。
山本酒造店の仕込み蔵の様子。
山本酒造店の仕込み蔵の様子
青森県杜氏会研修旅行in秋田、2日目昼食
青森県杜氏会研修旅行in秋田、2日目昼食は鷹巣駅近くの米澤屋です。親子丼です。
米澤屋での会食の様子です。西田酒造店の3名が写真に写っています。中央が安達さん、その隣が藤田さん、その隣が奈良さんです。写真に写っていませんが山田さんも参加です。
鷹ノ巣駅の様子
青森県杜氏会研修旅行も終了して後は帰るのみです。
電車を待つ齋藤知明さんの後ろ姿です。
青森県杜氏会研修旅行in秋田、総括
最後までご覧いただきありがとうございます。今回の研修旅行ですが若干34歳の稲とアガベ株式会社岡住社長の頑張っている姿、進化し続ける株式会社山本酒造店の山本社長の姿を見て大変刺激になりました。お互いに自分の酒造場と地域の町づくりの活性化に大変寄与している部分を感じられました。鳴海醸造店もお二人に負けじと頑張っていきたいと思います。今回の青森県杜氏会の企画をしていただきました上井会長をはじめする役員の皆様ありがとうございました。
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株式会社鳴海醸造店
杜氏兼社長 鳴海信宏
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