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鳴海氏庭園について

2021年秋の鳴海氏庭園の画像をご紹介します。撮影日は令和3年11月1日です。鳴海氏庭園は、鳴海醸造店内にあります。国の登録記念物に指定されています。

鳴海氏庭園について

登録記念物 鳴海氏庭園 平成19年7月26日登録
鳴海氏庭園は、大石武学流の作風を伝える庭園の一つで、庭園の特徴である意匠または構造を良く残している。 作庭年代は、三代目鳴海文四郎の求めに応じて、明治20年1887)頃に小幡亭樹が作庭を開始し、後に池田亭月が完成したと伝えられている。 庭園は、鳴海家住宅の主屋の北側に位置している。庭園の奥がさらに東西方向に延びており、全体的にT字形を成している。 また、庭園は南北方向に長い不整形な石組の池を有しており、れが中心部を成している。座敷の沓脱石からV字形に配置された飛石は、一方が池の南岸に据えられた「礼拝石」に向かっており、他方は右側の「離れ蹲踞」へと延びている。隠居部屋」の前に二神石を配している。池の北端には「枯滝石組」があり、「深山石」を据え、三神石として比較的低い瀧組になっている。その周辺には、「野夜燈」と呼ばれる石燈籠や庭園の主景となるクロマツが植栽されている。そして、やや離れた東方には「守護石」とされる大きな景石が据えられている。 庭園の北西部には、中町こみせ通りに面しており、門が開かれ、門から池に西面する隠居部屋の沓脱石まで飛石が打たれているほか、池の北西側には明治43年(1910)に建立された三代目鳴海文四郎の銅像がある。 このように景石や石灯籠の様式、植栽の在り方などに大石武学流の流儀が見られることから、平成19年7月26日の登録記念物に登録された。

以上鈴木徹さんの監修のもと鳴海醸造店のパンフレットに活用された文章です。

鳴海氏庭園は登録記念物です。幕末から明治大正と津軽地方を風靡して大石武学流の作庭様式を持つ庭園です。1887(明治20)年頃に小幡亭樹が作庭を開始し、その弟子の池田低月が完成させたと伝えられています。主屋の客間と座敷に北面する庭園で、沓脱石(くつぬぎいし)からV字形に配置された飛び石は、礼拝石(らいはいせき)と離れ蹲踞(つくばい)へ向かって打たれており、池の周辺には、庭園の主景となる黒松も植えられています。

登録記念物の置物

登録記念物

文化庁からこの記念物は貴重な文化財ですとのお言葉を頂きました。平成19年7月26日に登録になりました。しかしながら維持管理費は大変なのが実情です。

鳴海氏庭園秋の画像をご覧ください。

鳴海氏庭園秋の画像

鳴海氏庭園秋の画像です。2021年11月1日のものです。鳴海醸造店では座敷に観光客をあげて庭園を眺めてもらっています。もちろん無料です。

鳴海氏庭園普段は見れない角度からの画像

紅葉

庭園正面から見て右側になります。蹲踞(つくばい)の手前の紅葉です。

鳴海氏庭園秋の画像

こちらの作品は、飛び石からの撮影になります。普段とは違うアップの写真になります。池に木々が鏡のように写っていますね。

手水鉢への飛び石

蹲踞(つくばい)への飛び石の隙間には、たくさんの優良な苔(こけ)が生えています。苔は踏まないように注意しています。こちらで稲村屋純米吟醸の撮影もしました。カメラマンのMasato Saitoさんの作品です。

Masato Saitoさんの作品

稲村屋純米吟醸と工藤安裕美さんのコラボ

鳴海氏庭園秋の画像2

灯篭と紅葉

作品名、灯篭と紅葉です。オレンジ色が冴える作品になっています。灯篭の灯りとりは、三日月になっています。反対側は太陽を表す丸になっています。三日月が正面だと陰の庭園、太陽が正面だと陽の庭園です。鳴海氏庭園は陰の庭園です。

紅葉のアップ

紅葉のアップです。

もみじになります。

池の右側にあります。

庭園から母屋を眺めて

庭園から母屋を眺めての作品になります。

文庫蔵の陰のもみじ

左側にあるのは、文庫蔵になります。その陰にあるもみじの紅葉になります。

野夜灯(やどう)

こちらの灯篭は「野夜灯(やどう)」と言います。自然石を組み合わせた特徴的なもので大石武学流には欠かせないものです。

野夜灯

野夜灯の画像です。灯りとりの部分以外は天然石で出来ています。

違った角度からみた風景

 

左側に池があります。その右側が礼拝石(らいはいせき)になります。神様が宿ると言われる石でお供え物をあげたりするそうです。

座敷側から庭園を撮影

逆光だけにこの作品になります。

奥が庭園

自己満足作品ですね。ついでにもう一枚どうぞ。

座敷から庭園を眺めて

もう一枚の作品です。

鳴海氏庭園秋の画像2021年11月2日

冒頭と同じ感じの1日違いです。どうですか?変わりはありましたか?

2021年11月2日撮影

11月2日撮影

2021年11月2日撮影、アイキャッチ画像に採用しましたよ。同じ携帯電話の写真なのですが、奇跡の一枚が撮れたよ。

さいごに一言

最後までご覧くださり誠にありがとうございます。たいしたことは書いていませんでした。これから雪囲いが始まり冬の準備になります。今が見頃ですよ。お客様の声を最後に紹介したいと思います。「素晴らしい来たかいがありました。」嬉しいお言葉です。感激はみんなで分かち合いたいものですね。

青森観光、2021(令3)中野もみじ山 紅葉

 

2019秋 鳴海氏庭園 画像

 

創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。

青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋

株式会社鳴海醸造店

杜氏兼社長 鳴海信宏

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