令和5年8月8日(火)~9日(水)の山形県製造技術研修会の講師で参加してきました。講師依頼は全国新酒鑑評会の発表の日5月24日に石垣浩佳先生よりそろそろやってみないかとの事でした。鑑評会の結果は「金賞受賞」でしたので喜びの中「私でよろしいでしょうか?」とお尋ねしたところ「お願いします。」とのことでした。快く承諾しました。2時間という長い時間の講義、またPowerPointを使用していなかったので大変不安でした。
山形県製造技術カリキュラム
初日は3コマです。蔵王酒造の酒造りは、蔵王酒造株式会社の杜氏大滝真也さん。木村酒造の酒造りは、株式会社木村酒造の執行役員製造部長の佐藤時習さん。そして鳴海醸造店の酒造りは私。二日目は貴娘酒造の酒造りは貴娘酒造株式会社の社長兼杜氏の吉田和宏さん。酒米「白鶴錦」の醸造と最近の白鶴の取り組みについては白鶴酒造株式会社の執行役員生産本部技師長(丹波杜氏)の伴光博さん。吉久保酒造の酒造りは吉久保酒造株式会社の代表取締役社長の吉久保博之さん。で行われました。
私は午前中入りでしたので前乗りして参加させていただきました。
山形県製造技術の場所は
山形県製造技術研修会の場所は山形県高度技術研究開発センターの多目的ホールで行われました。私は仙台駅まで新幹線で行き、仙台駅から山形駅まではバスで行きました。山形駅西口からは「すげさわの丘」行のバスで山形県高度技術研究開発センター近くのバス停(明神前)で降りました。バスの進行方向に歩いて100m先の左側だったのですが、何故か私の携帯電話のナビゲーションは反対方向からの指示でした。セブンイレブンの前を通り右に曲がりかなり遠回りして辿り着きました。この日も暑かったです。
山形県製造技術研修会での鳴海醸造店のレジメ
PowerPointの最初の画面の画像です。また、以下は講演での話す順番のレジメです。
令和5年山形県製造技術者研修会、(株)鳴海醸造店の酒造り、社長兼杜氏 鳴海 信宏
1.自己紹介
2.私の住んでいる黒石市
3.青森県の酒米
4.青森県の酵母
5.鳴海醸造店の工場見学
6.鳴海醸造店の酒造り(ムツニシキ)
7.鳴海醸造店の吟醸造り
8.今後目指す方向性
という内容でしたが多少前後したりしました。また弘前工業研究所の齋藤知明先生からの資料も時間が余るといけなかったので引用させていただきましたが、自分で作成して出来たものでないとうまく活用できないことが非常に反省しています。
山形県製造技術研修会での鳴海醸造店の様子
講演時間は2時間、どういった感じで行うと2時間できるか心配でした。椅子に座って講演させていただきました。こちらは落ち着いた感じです。なかなか受講者と顔を合わせることが出来ずに目を背けてお話しました。実際はかなり緊張していました。お聞き苦しい部分が多々あったと思います。申し訳ございません。
山形県製造技術研修会での講師鳴海信宏の様子です。鳴海醸造店の大吟醸の仕込み配合の説明です。ちなみに令和4BY(令和5年)に金賞受賞したデータです。
後ほどの質問会のなかで酒母歩合が多いことの説明や酒母の汲水歩合も多い理由を問われましたが、しどろもどろでうまく返答できませんでした。
だいぶ以前に他社の講演か何かあるいは弘前工業研究所の先生の資料のものでした。うまく行っている時は変えずに行う傾向です。良い酒ができない時は、酵母を変えたり・麹菌を変えたり・仕込み配合を工夫したりととにかく躍起になる性格です。また賞を受賞した人の話を聞くことも非常に大事だと思います。
講師鳴海信宏の様子です。右側の白いシャツを着ている人は米鶴酒造株式会社の常務取締役兼杜氏の須貝智さんです。懇親会の時も大変お世話になりました。
山形県製造技術研修会懇親会
山形県製造技術研修会懇親会です。場所は山形駅近くの「おしょうしな総本店」でした。
おしょうしな総本店の看板です。山形県のいろんな銘柄の看板があります。
会場では山形県の持ち込みの日本酒を頂きました。どれを飲んでも美味しかったです。日本酒を飲む時には「和らぎ水」は必需品です。私は日本酒は美味しくてついついたくさん飲んでしまいますので皆さんも「和らぎ水」おすすめです。
山形県製造技術研修会懇親会、二次回
山形県製造技術研修会懇親会、二次回は「ハレの日」です。一次会でたくさん料理を食べたあとでしたが次も料理がたくさん出てきました。
山形県製造技術研修会懇親会、二次回の様子
形県製造技術研修会懇親会、二次回の様子です。私の座った席から撮影しました。一次会では人物の撮影はしていなかったのですがだいぶ酒が入ってきたのかな?
撮影とブログ掲載の許可を得ました。
会場の様子です。右側が白鶴酒造株式会社の執行役員生産本部技師長・醸造事業部長兼Craft Sake担当の伴光博さんです。
麓井酒造株式会社の代表取締役社長の佐藤市郎さんです。
山形県工業技術センターの長谷川悠太先生です。
蔵王酒造株式会社の杜氏大滝真也さんです。ピースサインです。
楯の川酒造株式会社の製造部製造課の岩井美貴さんです。
貴娘酒造株式会社の取締役社長吉田和宏さんです。
会場の様子です。
左側が石垣先生で右側が有限会社新藤酒造店の社長新藤雅信さんです。新藤さんは東京農業大学の同じ研究室の後輩になります。
吉田和宏さんとの2ショット写真です。
山形県製造技術研修会、二日目
山形県製造技術研修会、二日目の様子です。講演が終わると質問が飛び交います。質問の内容を聞くと製造者の思いが伝わってきます。
そば屋へ
そば田舎料理なかやの看板です。初日もそば屋に連れていってもらったのですが写真はありません。初日なので撮影を遠慮していました。
そば田舎料理なかやの外観です。古風な感じの建物です。
そば田舎料理なかやの「天ざる」です。
山形県製造技術研修会の総括
この度は講師依頼をして頂きました石垣浩佳先生、そして研修会に先立ち担当して頂きました公益財団法人山形県産業技術振興機構の技術部長の松木和久さん、研修課事務員の小林久美子さんありがとうございました。全国新酒鑑評会で令和5年金賞受賞率1位(20蔵)の山形県で私のような若輩者が講演できるとは夢にも思わなかったです。講演慣れしていませんので、今回の経験で大変勉強になりまた反省する面も多々あります。
参加して思ったことは山形県の受講者の熱心さそして石垣浩佳先生のパフォーマンスだと思いました。他の講師の方との交流もあり酒造りのヒントや考え方また共感する部分も多かったです。ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。
関連する過去のアーカイブ
創業文化三年、津軽の風土が醸した希少な美酒の数々を。
青森の地酒 菊乃井 稲村屋文四郎 稲村屋
株式会社鳴海醸造店
杜氏兼社長 鳴海信宏
Facebookページ・Instagramのフォローもよろしくお願いします。
https://www.facebook.com/narumijozoten/
https://www.instagram.com/kikunoi1806/